こんにちは!
三友工務店お客さま係の田中ですヽ(•̀ω•́ )ゝ☆
毎年書かせて頂いている話題ですが、
今年も会社アプローチにある一本の木が、ミノムシの人気を集めています。
他の木と比べても、葉っぱが小さく全体的に涼しげな雰囲気なのですが、
今年もミノムシの越冬用新規入居が止まらない、安定の人気物件です (゚ω゚)
私が子どもの頃はそれほど珍しくなかったミノムシですが、
三友工務店でこの木に気づくまでは、
しばらく見ていなかったように思います。
実はミノムシ、1990年頃から個体数が減少していて、
自治体によっては絶滅危惧種に指定されています(・ω・`)
原因は、外来種のオオミノガヤドリバエというハエ。
ミノムシに寄生するハエなのですが、その寄生率は驚きの5〜9割!
しかも九州に近くなるほど高くなっているそうです。
(その為、中国大陸から侵入したと考えられているようです)
一時期のミノムシの羽化率は1%前後まで下がり、
2001年の段階でも4〜6%程。
下の写真は、アプローチにいたミノムシの雄。
雄は口が退化しており、成虫になってからは餌も食べることなく、
ひたすらメスを探して飛び回り、
出会って交尾を終えると死んでいきます。
もちろん、出会うことが出来ずそのまま一生を終える場合も・・・。
逆にメスは羽も足も退化しているので、一生蓑から出ることはできません。
フェロモンで合図を出し、ひたすら雄を待つのみ。
小さい生き物は、
元々とても厳しい生存率のなかで生きているイメージなのですが、
例にもれず、ミノムシもそうですし、
外来種の影響でさらに過酷な状況に置かれているようです(-"-)
そんなわけで、
三友工務店の人気マンションの住人達、
過酷な環境で健気にがんばっています(´・ω・`)
見つけたら、少し離れて優しく見守ってあげてくださいm(_ _)m