こんにちは。
設計の平田です。
先日、担当させていただいたお客様の工事のお引渡しがあったので、
ご挨拶に行ってきました。
長年使われていたキッチンと物入れのようになっていた和室を
「対面式のダイニングキッチン」へリフォームです。
ご主人から打合せの中で可動棚を作ってほしいとのこと。
何に使われるのかというと・・・
ウィスキーやお酒を飾るための棚だそうです^^
お金をとてもかけてるわけでも、
特殊なデザインをしているわけでもありませんが、
様になっているのは、下部に既存の家具を設け、
中央に年代物のウィスキーの瓶があるからでしょうか。
造作の初々しさに年季の入った家具や小物で落ち着きを感じます。
大工さんお手製の棚にご主人も気に入ってくださったご様子。
今回難しいと思ったところですが、
もともとキッチンに出窓があり、どう対処するかとても悩みました。
キッチンとダイニングの向きは対面、これが一番のご要望でしたが、
対面にするために出窓をキッチン側に入れると、スペースが広すぎますし、
かと言って半分ずつには分けられませんし・・・
ということで、ダイニング側からは潰すことに。
キッチン側から見たとき、
光取りと電子レンジなどを置くには丁度良い高さなので、そのまま残し、
I型のキッチンのサイドに棚を設け、プチL型キッチンにしてみました。
本当は大皿も乗るように奥行40cmは取りたかったのですが、
通路との取り合いで、一部分だけ奥行40cmに。
ちょっと置くスペースにはそれくらい奥行があった方が使い勝手は良いと思います。
勝手口からフロアへ上がる時の手摺替わりにもなるので、
使い道はあるはずです。
小さな空間だからこそ工夫が必要だと改めて実感したリフォームの現場でした。