こんにちは、三友工務店設計の藤山(とうやま)です。
さてここでクイズですが、今回のこの箱には何が入っているでしょうか?
ヒントは写真の中にありますが…
正解は模型!
フタを開けるとこのような形でお客様への提案用の模型が収まっています。
普段は100分の1という縮尺で模型を作ることが多いのですが、
今回は内部をお見せしたいという設計風間さんの提案により、
50分の1で床材や建具、階段などの内部造作なども分かりやすいように表現してみました。
2階建てなのですが内部をメインでお見せするため屋根は作っていません。
2階部分をどかすとこのようになっています。
中心付近で茶色の材料が見えている部分は、
古民家の柱や梁をあらわしで活かしていくことで、
リフォームによって快適さを担保しつつも、家の歴史を塗り替えてしまうのではなく、
顕彰していくという風間さんのデザインの骨子となる部分になります。
大きな古材の柱梁を縫って新設の階段が2階へと延びています。
広々としたキッチン。
外から見たリビングとキッチンの様子。
本来ならばソファや机などの家具類も表現して生活感を演出したいところなのですが、
今回は最低限の空間を把握していただけるように制作しました。
模型制作によって、お客様へ設計の提案が伝わりやすくなり、
設計内容を気に入っていただけると幸いです。