皆さんこんにちは!
三友工務店設計の藤山悟です。
最近、何かと目についたので気になっていた花の名前を、
先日、お客様のお宅で教えていただいたのですが、
皆さんは、こちらの花の名前をご存知でしょうか?
何かの形に似ていないでしょうか?
そう、鶏のトサカですね!
“鶏頭”というそうです。
学名はCelosia argentea(ケロシア・アルゲンテア)だそう。
Celosiaはギリシャ語のkleos(燃えている)に由来するのだそうですが、
確かに炎のような形をしていますね!
そういえば、私が以前、材木卸店で働いていた際、
農学部出身の社員のおじさんがおりまして、
“なんで学名じゃなくて和名で通称で流通させてんだ、この業界は!”
と、いつもぼやいていたのを思い出しました(笑)
例えば、”白樫”と”ホワイトオーク”は直訳では全く同じですが、
実際は異なる木です。
白樫は大工さんの道具の柄や土台によく使われます。
固く、変形量が少ないからです。
対して、ホワイトオークはワイン樽などによく使われます。
適度な油分を持ち、芳香もあるので、長期間の貯蔵に向いているからです。
名前は”同じ”ですが、全く違う使われ方ですね。
そういう例がたくさんあるので、おじさんのぼやきも理解できないではないのですが…
ちなみに私はいつもバーチとビーチがいつもこんがらがります(笑)
カバとブナなので、見ればすぐに違いは分かるのですが…
和名と英名もやや似ているのでややこしいですね。
学名はラテン語なので、基本的にはローマ字読みで大丈夫なのですが、
英米人は平気で自分の国の言葉寄りに発音するので、
“世界中のみんなが共通のルールで読めるたった一つの名前をつける”、
という努力は中々報われることが難しそうです(笑)
そういった試みはお客様の会社などでも往々にしてあるのではないでしょうか!?