こんにちは。総務の井です。
社長のコラムにもありましたが、設計の方々と一緒に、東京の国立新美術館で開催されている「安藤忠雄展」を観に行くことになりました!
若松さん・下田さん・内田さん・平田さんの4人は、前日から股旅社中の研修に行かれていて、“熊本”→“岡山”→“米子“を移動、
次の日には飛行機で“米子”から“東京”に向かわれ、そこに井が合流する予定です。
一足先に東京入りした私。
たったひとりで心細い限りですが、せっかくなので待ち合わせの時間まで建物を巡ってみようと、まず訪れたのが東京駅。
赤レンガの駅舎はどの角度から見てもかっこよく、
また丸の内広場を囲むようにそびえ立つ高層ビルに圧倒されました。
東京駅をあとにし、上野にある国立西洋美術館へ。
国立西洋美術館は20世紀を代表する建築家のひとりであるフランス人建築家ル・コルビュジエの設計で、
世界文化遺産に登録された建物です。
そして夕方ごろ、設計の方達と無事に合流(^^)/
話を聞いてみると、米子は雪が降っていて、ものすごい寒さだったとのこと。
移動も大変で、とってもハードな研修だったようです。
東京に到着されたその足で、
品川の東京モノレール天王洲アイル駅近くにある
「建築倉庫ミュージアム」に向かいました。
建築模型を“展示しながら保存する”というあたらしい形のミュージアムで、
著名な建築家や設計事務所が作成した数々の模型が棚いっぱいに展示されていました。
どの模型も精密に作られていて、知っている建築物も多くあり、時間を忘れて見入ってしまいます。
撮影OKだったので、ほんの一部をご紹介。
こちらは、隈研吾氏設計の浅草文化観光センターの模型。
実際の建物が、宿泊先の浅草の、雷門の目の前にありました。
平屋の家屋を縦に積み重ねたようなデザインで、組み込まれている木の風合いが印象的でした。
そして、二日目。
いざ、今回の東京研修のメイン、六本木にある国立新美術館へと向かいます。
ついに来ました!「安藤忠雄展」‼
美術館の前でポーズ(^^)
国立新美術館は今年で開館10周年。建築家黒川紀章の設計です。
もとプロボクサーの経歴をもつ安藤忠雄は、独学で建築を学び、常に既成概念を打ち破るような斬新な建築作品を世に送り出してきた稀代の建築家。
平日にも拘わらず、安藤忠雄展には多くの方がご来館されていました。
会場は「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」
という6つのセクションにわかれていて、模型やドローイング、映像などを通して、安藤忠雄の建築の世界を体感できます。
とくに目をひいたのが、「光の教会」の再現。
コンクリートの壁の隙間から射し込む十字架の光に、神々しさと、なんともいえないあたたかみを感じ、心を奪われました。
光をうまく取り入れた建築物や、難しい地形を生かした壮大な施設の数々。
丘の風景のとっぺんに大仏の頭だけが見える「頭大仏」など、
どこからそんな斬新な発想が生まれるんだろうと思わせる展示物に、衝撃と感動を覚えます。
行ってみたい!と思うような建築物ばかりで、
たいへん見ごたえのある展示会でした。
国立新美術館の近くに、安藤氏の作品の「21_21 DESIGN SIGHT」があったので、そちらも視察。
安藤忠雄の建築を肌で感じ、東京研修は無事終了です。
私にとっては初めての東京研修。
安藤忠雄展や様々な建物をめぐる中で、建築ってこんなにも面白いものなんだ、と改めて感じ、
もっとたくさんのものを見てみたいと思うようになりました。
建物を見る視点も、ほんの少しですが、変わったような気がします。
そしてなにより、今回途中から同行させてもらった設計の方々の、超ハードスケジュールをこなされるパワフルさ。
私は、後ろをついて回るばかりでしたが、
東京での4人の背中は、とても大きく感じました。
みなさま、ほんとうにお疲れ様でした(^^)