台風一過でめっきり朝が冷えるようになりましたが、日中はまだ暑さが残ります。
皆さま体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
さて、もう先月のことになりますが……
芦北町の松下組さんが建てられている「i-works4.0」モデルハウスの本体完成に伴う造園工事のワークショップが行われました。
「i-works4.0」は建築家・伊礼智氏が提唱する、誰もが心地よいと思える家づくり、
i-works projectの新しい平屋タイプのモデルです。
三友工務店からは設計の阪本さんと、工務の松武さんの2人が参加しました。
先生は日本を代表する造園家・荻野寿也氏です。
阪本さんにワークショップの感想を聞いてみました。
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まだ残暑厳しい中での屋外作業でしたが、とても楽しいワークショップで、いろいろ勉強になりました。
男性は主に杭打ちなどの力仕事、女性は剪定作業を担当し、高木から低木、苔や小花といったグランドカバーの順に植えていきました。
荻野先生がおっしゃるには、木にも裏と表があり、葉が向いている方が表。切るというよりは、梳く。
それを木の種類ごとに使い分けていくのが難しかったです。
先生の理想とする造園は日本の雑木林に近く、自然のままに、ちょっと手を加えるくらいで良しとされる考え方です。
作業中もイジュの木に虫が付いていたんですが、「虫もしかたないよね。水をかけとけばいいよ」という大らかさが素敵でした。
いろいろ学び、愉しんだ2日間。
わたしも将来は庭のデザインまで含めた住まいの提案ができればいいなと思いました。
(設計:阪本由依)
▲造園家の荻野寿也先生
▲先生の指導のもと高木から植えていきます
▲先生のお話は分かりやすく、とても勉強になりました
①1日目は高木から植えていきます
②2日目で高木+低木まで植えたところ
③さらにグランドカバーを植えて完成です!