こんにちは。三友工務店の設計の阪本です。
今回は第3回目、「作成編」になります。
前回のおさらいですが、
・カラー模型
・外観の素材感のある雰囲気に
をポイントにした模型づくりを目指しています。
ではどうぞ!
①パーツの切り出し
前回作った模型用図面と色画用紙をスチレンボードに張り付け、切り出していきます。
スチレンボードとは発泡プラスチック素材をボード状にしたもので、
お店にある板状のPOPとして見られることが多いのではないでしょうか。
スプレーのりを使って図面を張り付けます。
液体のりやスティックのりでも貼り付けは可能ですが、
スプレーのりは塗布の均一さと仕上がり方、手直しのしやすさに優れます。
77の強さのスプレーのりだとぎりぎり紙の付けはがしが可能なので、これを使用しています。
ただスプレーのりは飛びますので、のりの飛散を防止できるようのり飛散防止ボックス内でのりを噴射していきます。
マスクを忘れずに!
上の写真ののり飛散防止ボックスは、三友スタッフお手製です。
切り出しの際は、まず開口部をくりぬき、最後に壁を切り出すことできれいにカットできます。
屋根・外壁のパーツを切り出し終わりました。
②パーツの組み立て
切り出したパーツを組み立てます。
壁と壁の接着は、実はあるひと手間を掛けてきれいに仕上がるようにしています。
壁と壁の取り合い1か所ずつ加工していきます。
この作業、力加減を誤ると紙が破れてパーツ切り出しからやり直し…なんてこともあるので、注意深さが必要です。
これがなかなか大変ですが、するとしないでは見た目の印象が異なります。
仮組をして調整をし、スチレンのりを使って外壁の組み立てが終わりました。
壁と壁の取り合い部分のきれいさ、お分かりになるでしょうか?
次回は小物が楽しい仕上がり編です。お楽しみに!