こんにちは。三友工務店の設計の阪本です。
今回は模型製作最後、第4回目の「仕上がり編」になります。
・カラー模型
・外観の素材感のある雰囲気に
をポイントにした模型づくりを目指しています。
では、引き続き作業の様子を見ていきましょう!
①屋根の作成
外側の組み立てが終わったら、次は屋根の組み立てです。
今回の屋根は、模型の中の間取りが見えるように、取り外しができるようにします。
屋根の着脱ができるということで、屋根だけで形が保たれるよう、
小さなパーツ(写真の、小さな白い三角のパーツです)で補強する必要があります。
まず屋根の面をのりで接着してから、調整しながら補強のパーツを付けていきます。
屋根の山になっているパーツは2パーツを接着させてできているので、
きれいな見た目にするために切断面を40度くらいにカットする必要があります。
斜めカットは難しいので、個人的には苦手なところです・・・。
補強した屋根はこんな感じになります。
屋根装着!!
完成まであと少しですね。
②敷地の作成
建物が完了したら、次は建物の周りの物を作っていきます。
素材感を目指し、今回は試験的に段ボールで敷地を作ります。
配置図や現地の写真を参考に、接道の位置や道路からの高さが分かるよう模型に落とし込んでいきます。
スチレンボードで敷地を作成することもありますが、
段ボールだと、素材感があり作っていて楽しく、裁断面も面白く出来上がります。
③小物の作成・取付け
木目が見える箇所には、薄くスライスされた本物の木を使って雰囲気を作ります。
ここからが個人的に一番楽しいところです。
いつもはスプルスという木材ですが、今回は杉材で色々作りこんでいます。
杉だと木目がはっきり出てよい感じです。
玄関上の庇を作ったり、
ウッドデッキや玄関扉、玄関ポーチの階段をつけたり、
塀などもつくっていきます。
かなりらしくなってきました。
④植栽
こちらの模型用の「カスミソウ」を使って敷地にモリモリ木を生やしていきます。
気持ちはトトロです。
背の高い木、中くらいの木、低い木に分けています。
高木は建物に添わせるように、
中木、低木は高木の下に枝に動きをつけ、バランスを見ながら植えていきます。
実際の植栽でもそのようにして植えていきます。
植栽をするとお家の完成度が高まります。
模型の完成です。
先日お引き渡しをさせていただいた物件で写真だとこの様になります。
多少の違いはあるものの、
実際の建物を踏まえた、模型ならではの雰囲気はしっかり感じられるのではないでしょうか。
以上で4回に渡る模型作成の様子をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
この記事を見て「模型作り、楽しそうだな」と思っていただければ幸いです。