現在工事中のK様邸は、外壁材に天然スイス漆喰カルクウォールを採用したお家です。先日、足場の養生シートを外しましたところ、見事な外壁が現れました。養生シートを外す前
養生シートを外した後
天然スイス漆喰カルクウォールは、古代4000年前から、スイス地方に伝わる漆喰を現代の製法で再現したもので、その原料となるアルプス山脈の石灰岩は、今から2〜3億年ほど昔、地球上がほとんど海だった頃のサンゴやアンモナイトなどが堆積して形成されたものです。そこから採れる石灰石は、木や水をきれいにする作用があり、あらゆる生命を守っています。合成樹脂などは、一切含まず、スイスアルプスから産出する純度の高い石灰や亜麻仁油、アルプスの天然硬水や陶土、天然のセルロースなどを主成分とした、天然成分だけで作られています。今回の家づくりでは、お施主様のご希望もありスイス漆喰を採用させて頂きました。外壁の仕上げにこの素材を使うのは初めてでしたので、私も仕上がりを楽しみにしておりました。外観のバランスも良く、スイス漆喰がよく似合い良かったです。K様邸は、木造在来2階建て、延べ床面積48坪、外断熱2重通気工法のお家です。
現在、大工造作も終盤を迎え、これから内部仕上げ工事に進んでいきます。設計が下田さん、工務が有村君、棟梁が坂本さんと、いつもの賑やかなメンバーで家づくりを進めています。完成は3月末を予定しています。