昨日の日経新聞に載っていた記事です。
見出しは、
「ホルムアルデヒト 通販家具2割、指針値超
都が調査 消費者庁に改善要望」
となっていました。
内容は、東京都がインターネット通販の収納家具を調べたところ、2割から国の指針値を
超える濃度の有害物質ホルムアルデヒトが空気中に放出されていたことが17日までに分
かった,との事。
都内の消費生活センターには、以前から収納家具をネット通販で購入した方から、「眼
がチカチカする」「気分が悪い」などの相談が寄せられていて、調査を昨年秋実施。
食器棚と本棚、タンス計30個を対象に、
室内に家具を丸一日放置した後の空気中のホルムアルデヒド濃度を測定したところ、6個
が厚生労働省の指針値(0.08PPM)を超えた、との事。
中には指針値の4倍以上のタンスもあったようです。
ホルムアルデヒドは家具の合板などに含まれ、涙や鼻水が出るなどのシックハウス症候
群の原因となるものです。
私たちが造っている住宅や、作り付け家具には建築基準法に基づく規制が有りますが、
それ以外の家具は対象となっていません。
その為、せっかく体に優しい建材を使っていても、引っ越した後にこのような家具が持
ち込まれると、すべてが台無しになってしまいます。
特に、いまの家は気密性が高いため、よけいに気をつけなければなりません。
当社が“無添加リフォーム”という団体に加盟しているのも、
外張り断熱などの気密性の良い家を建てている為に、家の中で使用する建材には、より
体に優しいものにこだわりたい、という思いからです。
笑い話のような話ですが、以前、県外の会社を訪問し、健康住宅をコンセプトに造られ
た新しいモデル住宅を見せて頂いた時の事です。
体に優しい建材を使われた割には、玄関を入った瞬間臭いがするので、
恐る恐る尋ねてみると、
そのモデル住宅のリビングに置いてある、外国製のオシャレなソファーが原因だとの事。
カタログを見て、リビングにあいそうなオシャレなソファーを選んだらしい。
かなり前の事ですから、いまはこんなソファーはあり得ないと思いますが、
その時はプロでもこんな失敗をするのかと思いました。
通販に限らず、家具を購入される時は呉々もご用心下さい!
社長コラム
通販家具2割に指針値を超えるホルムアルデヒト
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