先月、完成致しました戸建てのリフォーム事例です。
30年前に建てられた平屋のお家です。
木造住宅で、仕切りが多い、和室中心の家でしたが、
今回、そのお家を譲り受けられることになったご家族が、
住み良いようにリフォームしたいということで,当社にお越しになりました。
設計は三宮さん、現場は沼田君が担当致しました。
設計担当の三宮さん
現場担当の沼田君
(設計:三宮健司)
平屋建ての比較的大きな住宅。しばらくは使っていなかったそうですが、きちんと管理さ
れていたようで、そのままでも生活は出来る程度のたてもの。
ただ、和室中心の昔ながらの間取りの為、若いご夫婦の新居として使い勝手をよくするこ
とを目的に改修。
改修のメインはキッチンと和室の2間続き。ここをLDKとして改修しました。
和室の2間続きは16帖あり、リビングとしての広さは十分。
それに隣り合わせる形でキッチンがありますが、和室との間の壁を取り払い、
キッチンを対面式にすることでリビングとのつながりをもたせますが、
必要に応じて閉められるようにと、天井までの高い引き戸を設けました。
開け放てば完全にリビングと一体になるものの、閉めるとそれぞれ独立した空間に。
ただし、閉めた時でも圧迫感がないように、格子状の建具にして、かすかにつながりを感
じられるようにしています。
かつての押入や床の間は新規に収納にしましたが、一面の壁にみえるように扉を連続させ、
目地だけがすっきりと見えるように納まりを工夫しています。
また、リビングの特徴としては、床のフローリングと扉材です。
フローリングは北欧のスカンジナビアンリビングという会社の床材で、赤みのある濃い色
のアイアンウッド材。
建具はやや赤みのある桜の練り付け材を使用し、全体的に色の調和がとれるようにしてい
ます。
縁側面にあった障子はそのまま残して使用したものの、障子の経年変化による落ち着いた
色合いと、床や壁の色が思った以上にマッチし、新旧合わさって、かえってモダンな空間
になったように感じます。
〜古き良きものは残しつつ
新しい設備で生活は快適に〜
改修前
改修後