話は2年前にさかのぼります。
娘も当時高校受験を控えていましたので、そろそろきちんとした個室を造ってやらなけれ
ば勉強に集中できないと感じていました。
取りあえず自分の部屋はありますが、物置みたいになっているので、家族全員がリビング
に居て、一つの座卓(冬はコタツとして利用)に4人が座っています。
娘は、その一角でテレビを見ながら勉強のようなことをしておりました。
流石に受験も控えていましたので、そろそろ部屋をリフォームしてやろうと思い、
“部屋ばリフォームしてやろうか?”と言った所、
“何年前から言よっとね!、どうせせんでしょうが!”と言い放ちました。
そうこうしている内に、受験も終わってしまいました。
まぁ、何とか希望の高校に合格できたのは良かったですが、その後もリフォームの話は尾
を引いていました。
受験も終わり、落ち着いてリフォーム計画を立てていましたが、
今度は“お客様優先でお願いします!”という事で、当社のスタッフが誰も相手にしてく
れません。
このままでは娘の“何年前から言よっとね!、どうせせんでしょうが!”という言葉が現
実のものとなってしまうと思っていたところ、
昨年末になって、見かねた沼田君が我が家のリフォームを快く(?)引き受けてくれました。
お陰で嫁さんがリフォーム案をまとめ、年末には早々に福岡のIKEAに行って子ども部
屋用の家具も購入してきました。
日頃、お客様には快適な生活を提案しなければならない立場に有りますが、
我が家はほったらかしで、まるで“紺屋の白袴”そのものでした。
何とか沼田君が引き受けてくれたので、リフォームがいよいよスタート出来、感謝してい
る次第です。
追伸:いま私が住んでいる所は、13年ほど前に中古で購入した家です。
元々は、いまから30年ほど前に当社で建てさせて頂いたお客様の住宅でした。
諸事情が有り、当時会長だった父に家を買って貰えないか?という相談があり、
会社のすぐ近くということも有り、父が私にたいした相談をすることもなく購入の返事を
していました。
場所も良いので異存はありませんでしたが、
当時は私も土地を探していて、そこに自分の思うような家を建てたいと思っていましたの
で、この結末には少し心残りがありました。
あれから13年。リフォームも2度目です。
前回はリビング廻りを改修し、今度は子ども部屋の改修です。
いつまで経っても私の部屋は認めて貰えません。
というより、話にすら上がりません。
ガッカリですね。
ローンが終わったら自分の想うような家に建て替えてやる!という夢を追いながら仕事に
励んでいます。
いつの事やら分かりませんが、、、
お客様の気持ちが良く分かる、今日この頃です。