築40年、32坪2階建てのお家の全面改修のご依頼です。
子どもさん達も巣立たれ、使い勝手の悪くなった間取りを全面的に改修したい、というご要望でした。
着工前はこんな感じでした。
現在は骨組みを残して内部をほぼ解体してしまい、こんな状態になりました。
同じ方向から見た写真です。
角度を変えるとこんな感じです。
これから、耐震的な補強と断熱をしっかり考えながら工事を進めていきます。
設計は風間さん、現場は田中さんが担当します。
工事は4月中旬頃まで掛かります。
これから長く快適に生活して頂けるように、丁寧に仕事を進めていきたいと思います。
設計を担当します風間さんです。
見た目は年季?が入っていますが、
とてもデザインセンスが良いです。 ・・・見かけにはよりません(笑)
(全国レベルのリフォームデザインコンテストでも数々の受賞歴が有ります。)
風間さん・・・スミマセン!!
M様邸改修設計にあたって:風間滋 一級建築士
現状は、細かく仕切られた部屋、LDに背を向けた狭い台所、脱衣室がない
・・・そして寒いという問題点が有りました。
その為、改修案としては、多趣味で活動的なお二人の、豊かで充実した毎日の後押しが出来たらと願い、
断熱改修された快適で広くオープンな間取り、コミュニケーションの取りやすいキッチン、
お二人の好みに合わせた少し古色でシックなインテリア、もちろん洗面脱衣室も新設しました。
また、「耐震補強」については、築年からすれば、恐らく無筋コンクリートの基礎の補強には
相当の予算がかかる為、基礎への荷重が集中してしまう筋かいを避け、面的に荷重負担を分散
できる構造用合板張りの耐力壁で耐震・耐風補強することとしました。
「断熱改修」については、予算の面と、これからのお二人の生活の場を1階に集約するという
観点から内外壁、窓、床、天井等の全面改修は1階部分に限定することとし、断熱も床、壁及び
1階の天井部分で区分することにしました。工法は充填断熱で、特に外壁通気・気密・気流止め
等の施工面での精度に重点を置き、断熱サッシも採用しています。