渡鹿の家は、延べ床面積37坪、2階建て、“夏涼しく冬暖かい”外断熱二重通気工法の快適
なお家でした。
娘さんご家族とご一緒にお住まいになるために、お母様のお住まいを建替えられた、
個室を除く全てのスペースを共有するタイプの二世帯同居型住宅です。
設計を担当したのは主婦目線での提案が好評な若松さん。
現場は癒やし系の草津君が担当しました。
設計コンセプト:若松恵子 一級建築士
〜孫の成長を見守りながら、自然とつながり、家族とつながる家〜
水廻りに近く、キッチンから目が届き、
一番日当たりの良いところにお母様のお部屋を作りました。
また、2階の部屋は勾配天井やロフトにより広々とした空間となっています。
以前のお母様のお住まいになっていたお家から、
想い出がたくさん詰まった柱も飾りで使われています。
こんな感じのお家でした。
リビング廻り
和室
手造りの洗面化粧台
2階階段ホールにある書斎スペース
大きなロフトがある子ども部屋
玄関
見学会の様子です。
今回も初めてのお客様につきましては事前の予約を取らせて頂きました。
ただし、事前予約をして頂いても、会場では自由にご覧頂けます。
スタッフが付き添って説明することはありませんし、見学後にも営業することは御座いません。
その安心感からか、見学会には毎回たくさんのお客様にお越し頂きます。
ほとんどが何度もお越しになっている常連のお客様です。
会場内はいつも和やかな雰囲気で自由にご覧頂き、気が向いたら声をかけて下さいね!とお伝えしています。
なかには、せっかく家を建てようと思って行ったのに電話一本ない、と後日お叱りを受け
ることも御座いますが、、、(笑)
「お客様の声」
Q 家を建てようと思った最終的なきっかけは何ですか?
A 県産材プレゼントに当選したことです。でも、落選しても三友工務店さんと契約して
いたと思います。
Q 三友工務店を知ったきっかけを教えてください。
A 雑誌とフリーペーパー(リビング)で名前だけは知っていて、家づくりを意識し始め
て色々見て回る中で、いつかは行ってみようと思っていた会社でした。そんな中、偶然に
も三友工務店さんが完成見学会をやっている所を通りかかり、飛び込みで見学させてもら
ったのが一番最初です。
Q 三友工務店のどういった所が気に入りましたか?
A 木をふんだんに使ったデザインが気に入りました。外観も古民家ではないけれど、現
代和風といった落ち着いた感じで、これも私たちのイメージ通り。どこかで見たような、
そんな既製品ではないオリジナル性がありますね。最初はデザインから入ったんですが、
話しを聞いていると性能も優れていることが分かって、中でも外断熱というのは魅力的で
した。家の機能として夏涼しく冬暖かいというのは今まで見てきた会社の中ではありませ
んでした。また、三友工務店さんの印象ですが、社員全員が真面目で、技術的・専門的な
能力が優れていると感じました。これも、三友工務店さんを選んだ理由の一つです。
Q 他社の住宅メーカーさんも見て回られましたか?
A 他に5社くらい見て回りました。色んな会社があって、それぞれに良い点もありまし
たが、大きい会社だと目が行き届かない感じがするし、逆にあまり小さい会社だと心配だ
し。そういう点では、三友工務店さんは私たちにちょうど良いと言うか、地場だし、これ
くらいの規模が一番信頼できるのかなと思いました。
Q 他社と比べて対応に違い等はありましたか?
A 営業さんがいないからガツガツした感じがないし、話しにしても営業的なものよりも
技術的な話しが聞けて良かったです。また、担当者を通さずに直接、設計士さんや大工の
棟梁さんとやり取りが出来るのも良かったです。これまで見て回った中には、行ったその
日から営業さんが何度も電話をしてくる所もあったんですが、三友工務店さんは程よい距
離感があって、お知らせに時々ハガキが来る程度。こちらが動くまで何も言っては来ない
けれど、送ってくる書類やパンフレット等はきちんとしていたので、ちゃんとした会社だ
なと思いました。設計なら設計、工務なら工務がそれぞれ自分のプロとしての分野に専念
している。逆に言えば、無駄な営業はしないと言うか、そんな感じでしょうか。
Q 建て替えということですが、リフォームは考えなかったんですか?
A 社長さんに家を見てもらったところ、リフォームよりも新築した方がいいとアドバイ
スしてもらいました。実際、家も築60年近く経っていて痛みもひどかったし、これまでに
何度も増改築していたため、思いきって新築に建て替えようということになりました。
Q 今回の家づくりのこだわりを教えてください。
A 母と同居なので、母の部屋を中心に間取りを考えていきました。まず、一番日当たり
が良く、庭に面した1階に母の部屋を置き、部屋はもちろんベランダまでバリアフリーに。
母は足が悪いので、ここの点はこだわりました。扉も全部吊り戸にしています。また、そ
れぞれが気を使わないように個室はしっかり確保しつつ、お互いの気配は感じられる距離
感に。客間となる和室も独立させて、どちらの友人も気兼ねなく呼べるようにしています。
リビングだけでなく2階にも夫婦で寛げる空間を作ったのもポイントです。あと、限られ
た敷地面積の中で、車2台分の駐車スペースと家庭菜園のできる庭も確保しています。
これは若松さんに頑張ってもらいました。お陰で間取りも思った通りに出来たと思います。
Q 現場の対応はいかがでしたか?
A 何度か見に行きましたが、棟梁さんも親切で話しやすい方だったので安心しました。
色々良くしてくれましたよ。実は実家では猫を飼っていたんですが、この建て替え中にい
なくなってしまうのではと心配していたんです。でも、大工さんが断熱材の残りで猫の家
を作ってくれて、毎日エサをあげたり、面倒を見てくれていたんです。この猫の家は、そ
のまま残しておくつもりです。
Q 家づくりを通して一番楽しかったことは何ですか?
A やっぱり自分の家が日々出来ていくのを見るのは楽しかったですね。また、長年暮ら
した思い出深い前の家の柱や石などを、新居の意匠として再利用してもらったことも良か
ったです。
Q 逆に苦労したことはありますか?
A 家は早く建って欲しいけれど、それまでに決める事がたくさんあり、それがなかなか
決められなくて大変でした。特に設備・意匠等の選定と予算配分の検討は悩みましたね。
夫婦共働きで、母も入院中であったため、十分な時間がもてず、家族の意見をまとめるの
にも時間がかかりました。最初に家族の意見をしっかりまとめてから家づくりをスタート
させていたら、もっとスムーズに事が進んだのかなと今になって思います。
Q 今後、三友工務店に望むことがあれば教えてください。
A 図面をイメージするのが難しかったです。特に母みたいな年配者には分かりづらいの
で、立体模型があると分かりやすかったと思います。
Q これから家づくりを考えている方にアドバイスをお願いします。
A 建築期間は長いようであっという間ですので、「なにを」「いつまでに」「どこで」「ど
のように」「予算はいくら」で決める(決めなくてはならない)、といった、私たち施主の
検討事項を経時的に記載した“家づくり工程表”みたいな冊子があると良いと思います。
そうすれば、建築の内容や遂行状況、設備・意匠等の選定期限、予算の増減状況を把握し
やすくなり、楽しく悩みながら希望する家を建てられると思います。
Q 最後に新居での暮らしに期待することを教えてください。
A 今年の夏も暑いようなので、外張り断熱の威力を楽しみにしています。なるべくエア
コンに頼らずに生活できればと思っています。また、その外張り断熱のお陰で小屋裏収納
をはじめ、たくさん収納を設けてもらったので、共働きでも物がキレイに片付いて、家中
はいつもスッキリ。きっと心にゆとりの持てる毎日が過ごせると思います。ありがとうご
ざいました。