熊本工業高校建築科といえば、私たちの業界では伝統校として連綿たる実績のある高校です。
熊本県内の建設会社を見渡せば、同校出身の社長も多く、名前を挙げれば切りがないほど
そうそうたる顔ぶれです。
戦後、熊本の建設業界を引っ張ってきたといっても過言ではないでしょう。
そんな伝統校からの受け入れの依頼。
当社としてもかなり忙しい時期でもありましたので、当初は辞退を考えました。
しかし、将来、木造の現場で働きたいという生徒さんの希望でしたので、
お役に立てればと思い受け入れさせて頂く事に致しました。
今回、2人を実習生として受け入れましたが、
共に、自分の将来の目標・やりたいことをしっかりと持っている事に驚かされました。
勉強熱心で好奇心も有り、色々な質問を投げかけてきました。
理解力も有り、こちらからの問いかけに、”それは習っていません”とはっきりと
返答した事には驚きました。
それだけまじめに授業に取り組んでいる、という自信からくるものでしょうかね。。。
さすが伝統校熊本工業の生徒さんでした。
どういう教育をされているのか分かりませんが、いまどきの高校生とはひと味違う
と強く感じました。
また、彼らを見ていると初心を思い出し、基本の大切さを今更ながら思い起こされましたね。
今回の熊本工業高校建築科の実習生受け入れは、私にとっても新鮮さと共に学ぶことも多かったです。
素直に分からないこと、疑問に思うことを尋ね、
何か一つでも学んで帰ろうという姿勢は素晴らしい!
彼らには今の気持ちを忘れずに地道な努力を続け、将来立派な棟梁となって欲しいです。
実習風景です
木造現場で楠本棟梁の話を聞いている2人
実習の様子
社内にて木造骨組み模型を組み立ててもらっている所です。