この問題、私たち建設業者には深刻です。
先日、当社の安全協力会の定例会議があり、その席で各社の現状を改めてお聞きしました。
各社からは現在の資材調達・職人の状況に関する色々な報告・ご意見がありました。
現時点、そのなかで一番影響があると思われるのが仮設足場の不足でした。
仮設足場というのは、建築工事を行う際に設けられる仮設の作業用床のことで、屋根工事
や外装工事などを行うために建物外周部に設けられる足場のことです。
この足場がなければ、私たちは仕事を安全に且つスムーズにすることが出来ません。
この時点(基礎工事が終了した時点)で仮設足場を架けます。
このような状態で、大工さんなどが安全に作業できるように、棟上げに先行して足場を架けます。
上棟後の状態。
この足場が、いまから発注して1ヶ月掛かるとの報告。
理由は、あまりにも現場が多いので足場材が確保できない、との事。
その上、どの現場も大工さん等の職人不足で工期が大幅に遅れ、通常だと回収できる足場
材が戻ってこないために、次の現場に持って行けない悪循環が続いているとの報告でした。
新築にしろリフォーム(外壁、屋根が絡むのであれば)にしろ、足場なしでは工事を進め
ることは出来ませんので、私たちにとっては重大な問題です。
しかも、この状況は当面は続くとの報告でした。
昨年末、当社のリフォーム現場で足場が掛からないために外壁塗装が出来ず、年をまたい
でしまい、お客様に多大なご迷惑をお掛けした所がいくつか御座いました。
木材・建材・水廻り製品類につきましては、通常の調達で可能との報告でしたので安心致し
ました。ただ、キッチン・ユニットバス等の職人がやはり不足していて、製品はあるが取
付工事が厳しいという報告がありました。
やはり消費税の影響が大きかったのでしょうね。
3月中に完了しないといけない物件が多いようです。。。
どこの会社も同じような状況だと思いますが、現場担当者は日々の段取りで頭を抱える毎
日を送っています。