昨年、9月末より工事をしています古民家再生の現場です。
4月に入り、やっとお引き渡しできる段階まで仕上がってきました。
予定では母屋を2月末に完成させる予定でしたが、
長い年月の中で木組みがくるっていたり、事前調査では分からず解体してみて初めて分か
った問題点などもあり、その対応の為に構造的に補強が必要な所が多々出てきました。
また消費税の影響もあって、工事期間を通して職人が不足していて、なかなか思い通りに
仕事を進める事ができませんでした。
そういった諸々の事情が重なり、当初の予定からすると約2ヶ月近く工程がずれ込み、
お施主様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。
多大なご迷惑をお掛けしているにも関わらず、今週末にはお施主様のご厚意で完成見学会
も開催させて頂ける事になりました。
お施主様には工期の遅れに対するご理解と、内覧会を開催する事に快くご協力して頂けた
事に深く感謝申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
S様邸は、御主人の御両親と同居する為の2世帯リフォームです。
設計を担当しているのが風間さん。現場は沼田君です。
反対側から見た外観写真です。
着工前の内部はこんな感じでした。
工事途中
先週の状況です。
建具を取り付けている所。
最終の完成状態は、内覧会後に掲載させて頂きます。
大きな吹き抜けのある玄関土間を始め、滅多に見る事の出来ない「古民家再生」のお家だ
と思います。
ツバメが巣を作ろうと思っているのか、家の中に頻繁に入ってくるので現場担当の沼田君
も扱いに困っている様子でした。
ツバメが和室の下がり壁に取り付いているところ。
ツバメが巣を作ると縁起が良いと聞いた事がありますが、S様ご家族に福をもたらしてく
れると嬉しいです。
設計にあたって:風間 滋 一級建築士
・ 御主人の御両親との同居という2世帯住宅(お子様3人を含む7人家族)に於いて
それぞれ自立した生活空間を持ちながら、出来るだけ出会いを強制せず、又家族として
の暖かい触れ合いも十分可能な「ちょうど良い距離」を大切にしたプラン構成。
(ご両親の生活空間に小さいキッチンとトイレ・洗面を設置、座敷(和室10帖)は
御親戚の方達が集まる時の部屋だけでは無く、普段は御両親の居間(サブリビング)
としても考える。等)
・ 本体の耐震補強を行うと共に、本体の周囲を囲む下屋と増築部分の耐震耐風強度を上げ、
本体を保護するように全体のバランスを考える。
・ 金物を一切使わない伝統的な架構の美しさを積極的に各室のデザインに生かす。
・ 断熱性能の向上を図るため、床・壁・天井に十分な厚さの断熱材を配置し、気密性・気
流止め及び外壁側の通気についても考慮するとともに夏場の通風にも配慮。
改修面積 改修部分:177㎡ 53.5坪
増築面積: 40㎡ 12.1坪
合計:217㎡ 65.5坪
今週末に完成内覧会を開催させて頂きますが、ご覧になりたい方はイベント情報
「https://www.sanyu-k.jp/event/」をご覧下さい。
分かりにくい場合は、会社までお問い合わせ頂ければ幸いです。
折り返し、見学会開催場所をご案内させて頂きます。
とてもいい雰囲気に仕上がっていて見応え十分なお家ですので、ご興味がお有りの方は、
是非、会場まで足をお運び下さい。どうぞ宜しくお願い致します。
追伸:今回の完成内覧会は、広告などは一切行っていません。
ホームページをご覧になっている方だけへの特別なお知らせとなります。