輻射熱を利用した冷暖房システムの面白い新製品を見つけました。
業界紙「新建ハウジング」で紹介されていた記事です。
エコファクトリーという熊本の会社が開発したもので、「エコウィン ハイブリッド」とい
うものです。
以前から同社の製品でヒートポンプ技術と輻射技術によって、自然な温度調整が行える「エ
コウィン」という製品はありましたが、今回の新製品「エコウィン ハイブリッド」は、市
販のエアコンと接続して使うという点が面白いです。
新築、既設を問わずほとんどのエアコンと接続可能のようで、これまでエアコンが無駄に
していたエネルギーを利用することで、最新型エアコンと接続しても最大34%の省エネ
を実現できるという優れもののようですね。
以下、業界紙「新建ハウジング」からの引用です。
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エコウィンから発する遠赤外線効果によって熱が高い方(もしくは低い方)から移動する
ため、ものそのものの温度が変化。そのため、床・壁・天井の温度がほぼ均一となる温度
調整が特長。エアコンと同温度に設定しても、冷房であれば2℃程度より涼しく、暖房で
あれば5℃程度より暖かく感じるという。また、送風がない(ハイブリッドタイプであれ
ば、少ない)ため埃を巻き上げず、アレルギー対策にもなるという。
同社代表取締役の村上尊宣さんは、「CO2削減が最大の目標。これは人類の課題で、全
世界で取り組むべきと思う。日本のみならず、エアコンの普及している地域で今回の製品
を設置してもらえれば、大幅にエネルギー削減ができる」と話した。同社では以前から「エ
コウィンハウス」と称し、省エネルギー住宅の建設を進めてきた。同社本社を構える熊本
エリアのみならず、全世界的に同社の理念を拡大したいという思いから、製品の拡販を目
指したいといい、大企業でなくてもこうした技術によって貢献できるとした。
今後は代理店を通じ、「エコウィン」の特長が伝わるショールームを増やしたい考えだ。
価格は税別47万円。
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同社の村上社長は以前より存じていましたが、身近なエアコンを利用するという発想の豊
かさに驚かされましたね。
実際に取り入れたときに、どの程度費用が掛かるのか興味があります。
それにしても、地方熊本から世界に発信できる製品を開発した村上社長には敬服致します。