4月から新しい年度に変わり、公共工事を手がけている会社は格付け(ランク)の見直しが
あります。このランクによって発注される金額も大きく変わります。
その為、私たち建築会社にとりましては、この時期に送られてくる、この決定されたランク
がとても気になる所です。
自社のランクは当然ながら、他社の動向も気になります。
国、県、市町村により格付け基準が違うために、それぞれの所から「競争資格認定通知書」
という形で決定通知書が会社に送られてきます。
このランクの見直しの元になるものが、経営事項審査の点数です。
経営事項審査というのは、公共工事の入札に参加する建設業者の企業規模・経営状況
などの客観事項を数値化した、建設業法に規定する審査のことで、略して「経審」
とも呼ばれています。
公共工事を受注している建設会社は、毎年、経営事項審査を受けることが義務づけられています。
先日、熊本県のランクが発表され、当社は「工事の種類:建築一式工事」で昨年と同じA1
ランクに格付けされました。
熊本県のランクはA1、A2、B、C、Dと5つのランクに別れています。
サッカーで言うならJ1、J2、J3リーグのようなものですかね。
当然ランクによって発注される工事金額も変わってきますので、
どのランクで仕事が出来るかで売り上げに大きく影響が出てきます。
当社は昨年、「新築住宅」「リフォーム」が主で公共工事を手がけていませんでしたが、
引き続き熊本県の格付けでA1という一番上のランクに運良く残ることができました。
この機会を活かし、今年は創業以来培われてきた技術を活かせる公共工事にも果敢に挑戦
したいと思います。