本日は横浜の叔父の葬儀に参列してきました。
私の母の弟にあたり、横浜と離れていましたが大変親しくさせて頂いていました。
母は阿蘇の出身で、親兄弟のほとんどが材木屋を営んでいました。
母の弟にあたる2人の叔父も、熊本の高校を卒業して相次いで横浜の同じ材木問屋に勤め
ました。
その後、お兄さんの方は勤めていた材木問屋を引き継ぎ、社長として長い間経営手腕を振る
われました。
亡くなられた叔父は、独立して一代で横浜有数の材木問屋を築き上げました。
非常にパワフルで、親分肌の叔父でしたが、とても人なつこく頼りになる方でした。
離れていましたので滅多にお会いすることはありませんでしたが、お会いするといつも冗
談ばかり言ってまわりを和ませてくれ、元気を与えてくれる存在でした。
思い起こすのは、
私が大学卒業後、東京の設計事務所にてしばらく勤務し、会社を辞めて熊本に戻る事になっ
たときの事です。
荷物を整理して叔父の家に挨拶に行った際、
会社の上司であった部長の自宅に挨拶に行ってきますと言うと、わざわざ私を車に乗せて
同行してくれました。
世間知らずでしたので心配だったんでしょうね。。。
とにかく面倒見の良い叔父で、誰からも愛されるキャラクターでした。
最後にお会いしたのは、5年前の私の父の葬儀でした。
まだ78歳、これからやれる事もたくさん有ったと思いますが、
”やり残したことはない”と言われたそうです。
高校を出たばかりの若者が兄を頼って上京し、寝る間も惜しんで仕事をして、
一代で横浜有数の材木問屋へと築き上げた叔父を心から尊敬します。
長い年月が過ぎ、いまなお材木関連の仕事をしているのは、この叔父だけとなりました。
今後は息子さんが後を継がれることになります。
私とは少し年が離れていますが、家業の傍ら建築家としても活躍されています。
雑誌などでも紹介される非常に質の高い住宅を手がけられていて、いつかは一緒に仕事を
したいと思っています。
追伸:
この度の葬儀に参列して驚いたこと。
葬儀式場と火葬場が同じ館内にありました。
「横浜市北部斎場」という所で、
葬式が終わると、そのまま同じ館内にある火葬場まで歩いて移動し、一カ所ですべてが終わ
るという公営の施設でした。
いずれは熊本にもこのような施設が出来るかも知れないと思った次第です。