熊本地震により、被害を受けられた明専寺様本堂の耐震補強工事に着手しました。
以前のコラムにも書いていますが、
今回の耐震調査並びに補強計画につきましては、
東京で活躍されている経験豊富な耐震研究会の保坂先生の力を借りることになりました。
住宅であれば当社スタッフで耐震調査・補強計画は可能ですが、
さすがにお寺の本堂となれば当社では対応が難しいです。
実際、工事に着手すると柱が折れている所も見つかり、
保坂先生の指導を仰ぎながら仕事を進めている状況です。
現場担当は作村さんと岩城君、そして保坂先生の耐震補強計画を元に
設計風間さんが改修計画プランを練っています。
棟梁は経験豊富な草津さんです。
実際解体してみると柱が破損している部分も見つかりました。
保坂先生に相談して金物で補強を行うことになりました。
本堂の床下部分を補強しているところです。
ひば油を塗った構造用合板を取り付け足下を固めます。
ひば油
このひば油を構造用合板に塗ります。
(ひば油は防腐、防蟻効果があります。)
床下の湿気対策にポルフイルムを敷き込んでいます。
床には断熱材を入れて、床下からの冷気の進入を防止
現在の状況