今回は気密試験の様子を紹介します。
気密試験を社内で行われる会社も有りますが、
当社はこの仕事を専門に行っている第3者に委託して、
公正な立場で試験を行っています。
外張り断熱で家をつくる場合、気密試験は必須です。
家全体を断熱材で包み込んだ状態で行います。
こんな状態です。
相当隙間面積(C値)というものを求めますが、
住宅の隙間を直接計ることはできませんので、
気密測定を行って住宅の相当隙間面積を測り、
住宅にどのくらいの隙間があるかを判断します。
今回試験したY様邸のC値は、0.24でした。
相当隙間面積(C値)というのは、
家の気密性がどのくらいあるかを示す指標です。
家に隙間がどのくらいあるかを示す指標
といった方が分かりやすいかもしれません。
この数字が小さいほど気密性が高い住宅となります。
気密性が低いと、隙間風が入り計画換気が出来にくいです。
分かりやすくいうと、
穴の空いたストローでジュースを飲むような感じで、
余計な力が必要となり、冷暖房効率も悪くなります。
一般に高気密住宅といわれる住宅はC値が2.0以下。
充填断熱の一般的な住宅でC値は5.0位です。
今回のY様邸の測定値が0.24ですので、
一般的に高気密住宅といわれる住宅の約1/8位の隙間でした。