当社が採用している制震装置はGVA〔ジーバ〕です。
現場撮影ですのでちょっと見にくいですが、こんな感じに制震装置を入れています。
建物の大きさによって取り付ける制震装置の数も違いますが、
今回の住宅(木造2階建て、延べ床面積70坪)では合計16箇所の制震装置を取り付けました。
現在製品化されている制震装置のほとんどが筋交いとの併用が出来ません。
元々、当社で設計する建物は建築基準法の1.5倍程度の性能を持つようにしていますので、
極端に言うとほとんどの壁に筋交いが入っているようなプランとなる場合があります。
その為、制震装置を入れようにも取り付ける壁がない場合が多々ありました。
ですが、この制震装置は筋交いとの併用が可能ですので、
外周部にもバランスよく配置できるので建物全体に制震効果をもたらします。
また外周部に筋交いと併用して取り付けた場合、内断熱であれば筋交い、制震装置の間のご
ちゃごちゃとした隙間に断熱材を充填しなければなりませんが、外張り断熱だと緩衝しま
せんので施工性が良く、当社の家づくりのスタイルにあっていると思っています。
外周部の筋交いと制震装置との併用部分
(銀色に見える部分が外張り断熱用の、遮熱面材付高性能硬質ウレタンフォーム断熱材)