熊本地震発生から一年が経過し、
復旧工事も順調に進み始めています。
当社では現在、
震災復旧と同時並行して新築住宅、
リフォーム/リノベーション、
民間ビルや公共工事などの大型物件などの
工事も手がけていますが、
まだまだ先の見えない状況に変わりありません。
一番の原因は職人不足で、安定的な確保が難しく
先の見通しが立てづらいのが現状です。
当社の場合は、
毎月定例会を開催しています工事安全協力会組織
がありますので、まだ良い方だと思いますが、
それでも現場担当者は職人さんの確保には
苦労しているようです。
その為、現場担当者の気苦労も並大抵ではありません。
私たち建築に携わる業界でも、働き方改革が求められています、
建築関連の仕事は天候に左右されることが多いですので、
労働時間も長く、週休2日制をまだ実施できていない
会社がほとんどです。
その為、私達の業界でも効率化へ向けた様々な取り組み
が行われています。
IT活用もその一つです。
今回、当社では業務の効率化に向けて一つの現場管理システム
を導入することに致しました。
本日は、その第1回目の社内研修会です。
今回導入するシステムは、
現場情報をクラウド上で一元管理できるもので、
会社と協力業者間で写真や工程表や図面、
仕様書などの資料を共有できます。
その為、これまで会社に帰らなければ出来なかった事も、
スマートホンなどの情報端末さえあれば、外出先や移動中
などでも仕事を進めることが出来るようになります。
情報の機密性も高く、現場ごとに関係者を設定でき、
それ以外の人は一切閲覧することが出来ません。
ただ、使いやすいシステムとはいえ、
大工さんを含めた職人さん達が使えるようになるまでには
時間が掛かるだろうなぁと思います。
一昔前FAXが導入されて、やりとりの時間が大幅に短縮され、
仕事が劇的に効率化されました。
また連絡手段が固定電話から携帯に変わった時も、
仕事のやりとりが大幅に改善されました。
今回のシステム導入では、
そこまでの大きな変化は起きないと思いますが、
まずは業務の効率化の一環として、
このシステムを採用した次第です。
今後もお客様に少しでもお役に立てるように、
改革・改善に取り組み、より良い会社を目指して
頑張りたいと思います。