今月の安全協力会9月度例会は、救急救命措置等に関する事を学びました。
4年前にも同じ研修を受けたことが有りますが、
最近自然災害が多いですので、安全協力会として再度受講することにいたしました。
今回も熊本市消防局中央消防署警防課出水出張所署員の方々を講師としてお招きいたしました。
緊急出動要請が何時かかるか分からない中、1時間という短い時間の中で多くのことを学ばせて頂きました。
はじめに、出水出張所署員の方から救急救命処置に関するお話を伺い、
救急隊が到着するまでに何をしなければならないか等、
非常に具体的で分かり易い講習をして頂きました。
その後、実際の場面を想定しての訓練が人形を使って行われ、
倒れている人に対する声かけから始まり、
呼吸しているかどうかの判段の仕方や、
居合わせた人への応援要請の仕方。
例えば、
「誰か119番に連絡して下さい」ではなく、
具体的に指名して連絡して貰うことなど、
声の掛け方一つで行動を即することが出来る事を学びました。
実際に人形を使って胸骨圧迫(一般に心臓マッサージと云われるもの)の方法を学んだり、
AEDを実際に使って、どのような手順で進めていくかなどの訓練なども受講することが
出来ました。
AEDの訓練では私がたまたま近くにいたので指名され、訓練を行いました。
「音声ガイダンスに従い進めれば大丈夫ですよ!」と言われましたが、
突然の指名でしたので緊張して頭が真っ白になり、
音声ガイダンスがまったく耳に入らずアタフタ致しました。
焦っていて、音声ガイダンスがまったく耳に入らず、
どうして良いか考え中の私。
訓練で良かったです。。。(笑)
サポートが入りやっと動き出せた所。
廻りからは
「音声ガイダンスを聞いていない」「間に合わん」
などの 冷やかし声がたくさん聞こえましたが、
私は突然の指名で緊張状態にあり、
しかも大勢に囲まれていますので頭が真っ白になっていて、
音声ガイダンスがまったく耳に入らない状態にいたようですね。
動画も撮っていましたので、
あとで見て思わず笑ってしまいました。
パニックで頭が真っ白になるというのは
こういう事だと思いました。
ただの訓練でこの状態ですから、
実際にこのような場面に初めて遭遇したら、
焦ってしまって、何も出来ないかも知れません。
しかし、今回訓練で一度体験しましたので、
AEDの使い方も分かり、 今後はスムーズに進められると思います。
2班に分かれて胸骨圧迫(一般に心臓マッサージと云われるもの)の方法を全員が体験
4年前にも同じ研修を受けていましたがあまり覚えておりませんでした。
とくにAEDに関しては音声ガイダンスに従えば大丈夫!と楽観していましたので、
実際にやってみて、
本番で初めて使う場合は、パニック状態にいるので
音声ガイダンスがあっても、
そう簡単にはいかないだろうと思いました。
2人以上で声を掛け合いながら進めるのが良さそうです。
「ただ聞く」のと「実際やる」のでは大違いでした。
日頃の訓練が如何に大事かを身をもって痛感した次第です。
今回、お忙しいなかにご足労頂き講習して頂きました
熊本市消防局中央消防署警防課出水出張所の金子所長様以下、
署員の方々には深く感謝申し上げます。