本日は神水本町にある「会社」と「自宅」土地の件で、
熊本市役所による地籍調査事業に伴う境界立ち会いがありました。
要は「自分の土地」と「公の道路」との境界を決める作業です。
神水本町一帯は里道や水路が多く、
しかも昔の古い資料にもとづいての確認なので、
現況とはかなり違っている所もあり、
境界確定も容易ではないです。
一つの道路を挟んで一斉に立ち会いが行われるため、
その道路に接する土地をお持ちの方全員が立ち会わなければなりません。
立ち会いされる方々も、
自分の財産に関わることなので真剣で、
熊本市の担当の方々とかなり激しい意見交換も行われていました。
「昔からここに住んでいて、
道路との境界部分にはブロック塀などがある。」
そこが境界だと子どもの頃から思っていても、
今回の立ち会いで後退しなければならない場所もあったりして、
長年そこに住まわれていた方々にとっては、
すんなり納得できるものではないと思います。
我が家の官民境界に関しても、
水路絡みで今あるブロックから後退しなければならない場所がありました。
少し驚きましたが、仕事柄もめても良いことはないと思い承諾いたしました。
たぶん承諾されなかった方もいらっしゃったと思います。
境界確定後、こんなプレートが設置されました。
土地は自分の財産ですので、
その財産をはっきりさせる意味でも、
敷地の境界を確定しておいた方が後々のトラブルは防げます。
今回の立ち会いは「道路」と「自分の敷地」との官民の立ち会いでしたが、
「お隣の敷地」と「自分の敷地」の民民境界も早めに確定しておいた方が良いです。
それは、ご自分の敷地について多少でも分かる人、
ご両親、あるいはお爺ちゃん・お婆ちゃんになるかもしれませんが、
その方々がお元気なうちに境界確定を済ませておいた方が、
後々の土地の相続者がお隣ともめてトラブルになる事を防げるからです。