Nさんは、私がまだ学生だった頃から三友工務店にお勤めで、
通称“三友工務店の生き字引”とみんなから頼りにされている存在です。
古いお客さまのことをよく記憶されていて、
昔のことはNさんに聞けば直ぐに分かります。
当社に入社されたのは昭和52年。
以来41年間にわたって私の父である先代社長、
そして私を支えて頂いています。
Nさん自身は早くリタイアーして、
第二の人生をゆっくりと暮らされたいと思われているようですが、
Nさんのまじめで、誠実で、几帳面な仕事振りを見ていて、
私が無理をいって引き留めている状況です。
そんなNさんのご自宅が熊本地震で被災し、
建て替えざるを得ない状況となりました。
Nさんは会社の忙しさを気にされて、
ご自分の家のことはつゆほども語られず仮設住宅にお住まいでした。
そんな中、昨年、家を建て直したいというお話しを初めて伺い、
スタッフ全員で応援することになりました。
本日は、その契約ということで居合わせたスタッフが
全員集まってNさんを囲んで記念写真を撮ることになった次第です。
契約書に私が印鑑を押しているところです。
有村君から間違えないようにと冷やかされながら、、、(笑)
会社に居合わせたスタッフが集まって、Nさんを囲んで記念撮影
設計は若松さん、現場は有村君が担当します。
コンパクトな間取りのなかに
設計を担当した若松さんのノウハウがぎっしり詰め込まれています。
スタディ模型は、
直接は担当していない内田さんが、
Nさんの為につくってくれました。
模型を見て思わず涙ぐまれるNさん
スタディ模型ですが、こんな感じのお家です。
ミニカーは、模型を作った内田さんのお気に入りで、
Nさんの車ではありません。。。(笑)
「まじめに、ていねいに、いい家」をつくって、
長年の恩返しをしたいと思います。