今回ご紹介する事例は、
N様邸 52坪の2階建て、2世帯住宅です。
棟上げしたのが昨年12月5日でしたので、
現在、約2ヶ月経過しています。
設計は三宮さん、工務は有村君、棟梁は日置さんです。
スタディ模型
断熱は外張り。
屋根、壁の断熱材にはアキレスのQ1ボードを使っています。
経年性能に優れた高性能硬質ウレタンフォーム断熱材で、
遮熱性能に優れた新タイプのアルミ箔を貼ってあります。
地鎮祭から上棟までの大まかな流れをご紹介します。
〇 地鎮祭
地鎮祭は建物を建てる際に、
工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことをいいます。
〇 基礎工事
基礎をつくる為に地盤を掘削し、
砕石を敷きつめてランマー(振動ローラー)で転圧し、地盤を固めます。
地面に埋め込まれる鎮物
土壌防蟻処理
ベタ基礎工事に入る前に、
基礎下になる地盤面(砕石面)には土壌防蟻処理を行います。
これによりベタ基礎下の土壌面から侵入してくる
シロアリに対してバリアを作ります。
防湿シートを全面に敷きつめ、
地面から上がってくる湿気を予防した上で、
鉄筋を組み立てます。
当社の場合は、鉄筋径が13㍉、タテヨコ15センチ間隔で配筋しています。
コンクリート打ち
コンクリート強度は24N/㎜2。
ベタ基礎の厚みが15センチ、外周部が30センチです。
立ち上がり部分の厚みは、
外張り断熱の場合、外周部が17センチ、内部が15センチです。
コンクリートはベタ基礎部分と、
立ち上がり部分と2回に分けて打ちます。
完成した基礎
土台敷き込み
完成した基礎の上に土台を敷き込みます。
土台はヒノキ。
予め防腐防蟻(エコボロン)を行った上で敷き込みます。
24時間換気装置澄家の本体を設置
水道、温水の設備配管を設置
建て方
1階床部分に構造用合板を敷き詰めます。
始めるにあたり、お施主様に建物四隅を御神酒で清めて頂きます。
順次、組み上げていきます。
途中、かなり省略しましたが、
外張り断熱ですので、
アキレスのQ1ボードを屋根面に取り付けた状態です。
ボード上の断熱材ですので、
つなぎ目はすべて気密防水テープで目張りします。
この上に通気胴縁を取り付けて、
厚み1.2センチの野地板(杉板)を張って、
防水の為のアスファルトルーフィングを貼ります。
その上に瓦桟を取り付けて陶器の瓦がのります。
瓦は、三州の防災瓦で、台風が来ても飛ばないように全数ビス止めです。
外壁部分
上棟式の様子です。
お施主様に棟飾りを取り付けて頂いている様子です。
有村君による祝詞奏上
以上が、大まかな地鎮祭から上棟までの流れです。
現在の状況
大工造作も順調に進んでいます。
棟梁は経験豊富な日置さんです。
たまたま応援でいた松本棟梁もいました。
外張り断熱なので、建物内も暖かく作業もしやすいとの事。
電気の配線工事も並行して進んでいました。
突然の現場訪問にも関わらず、整理整頓された現場
日置棟梁はいつも現場がキレイです!