最初の仕事は覚えていらっしゃいますか?
創業者:一番始めは確か…、大江に建てた家がありましたね。20坪ぐらいの小さな家ですよ。やっぱり初めのうちはお客さんにもなかなか信用してもらえないですけど、『よか仕事ばしなはる』というふうに、人づてに仕事を受けるようになった。今みたいな細かい設計図もないし、平面図と姿図だけで建ててましたねえ。それでも皆やっぱり、建てた時は喜ばれるんですよ。それで、その人がまた友達に紹介する。それで仕事が増えていって、職人も4人から10人ぐらいに増えて、今度は公共工事も受けられるように、市役所とか県庁に指名願いを提出していったわけです。
営業努力をしながらやっと
熊本市役所から指名が来た時は
本当に嬉しい一言だと言っておりました。
第1回の仕事は大江町にあった
今は開新高校になっている
白川病院の看護婦宿舎新築工事で
木造で15坪程度の家です。
大工さんと一緒に働いて短期間に完成させて
感謝状を戴きみんなで喜んだと聞いております。
創業時の地鎮祭の写真
先代のキリッとした立ち姿から頑固一徹な性格が窺えます。
この頃の私です。
私が小さい頃は、作業場で遊ぶのが日課でした。