元々あった旧宅は、
45年近く前にお父様からのご依頼で
私の父が建てさせて頂きました。
熊本地震での被害はありませんでしたが、
家族構成が大きく変わり、
また家が広すぎることもあり、
2代目の息子様がこの度の建て替えを決断され、
同じく2代目の私の方にご用命頂きました。
建て替えのお話を伺ったとき調査に参りましたが、
とても大きくて立派なお住まいでした。
きっと父が精魂込めて造りあげ、
建てた後もお施主様がキチンとメンテナンスされて
丁寧に住まわれていたんだろうなぁと思いました。
実際の工事は昨年末から着工していましたが、
外構を残して建築本体はほぼ終わりましたので、
本日社内検査を行いました。
社内検査の様子です。
45年前に私の父が造った旧宅の「床柱」と「欄間の一部」を
再利用して残し、建て替えた新しいお家に取り付けて
思い出を引き継ぎました。
旧宅にあった「床柱」を取り付けた状況
同じく「欄間の一部」を再利用して、
玄関正面の壁に取りつけました。
親子2世代にわたり家を建てさせて頂くことに
感謝すると共に、最後まで気を緩めることなく、
先代に負けないような“いい家”を建てて、
信頼に応えたいと思います。