社長の仕事ぶりについては、どう見ていらっしゃいますか?
創業者:幸い彼も会社のために一生懸命やっているし、陰ながら私も喜んでいるんです。とにかく大事なのは精神的な問題だけです。“お客さんと社員を大事にする”、それ以外にはなかですよ。それで行き詰まったらしょうがないです(笑)。
最後に、今の社員の皆さんに伝えたい事がありましたらお聞かせ下さい。
創業者:それは前と同じです。お客さん主体で仕事をしなさいということです。今でもそういう気持ちを持っていますね。振り返ってみると、うちにはお客さんに喜ばれる、よか人間がおりましたね。今でもそうだと思います。それがやっぱり発展につながるんじゃないでしょうか。
「創業の精神・・・会長インタビューで思うこと その⑫」にも書きましたように、
平成2年に父が交通事故に遭い、
会社の存続に関わるような事態となりました。
奇跡的にも九死に一生を得て会社に復帰しましたが、
結果としては、
この時の事故のお陰で偶然にも世代交代が進み、
私がやりたいようにやらせてくれるきっかけとなり、
今の三友工務店につながっています。
私が会社を引き継いだのは45歳の時。
その時、父は75歳でした。
父が元気な時は、
会社に毎日出勤しておりましたが、
私のやることに一切の口出しはしませんでした。
いま考えると、本当に潔い引き際だったと感謝しています。
当社は今年8月1日で創業66年を迎えました。
これから先の100年企業を目指して、
この「創業の精神」を心に刻み、
時代に合わせて新しい事にも果敢に挑戦しながら、
これからも頑張って参りたいと思います。
今後とも、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
最後に、
この「創業の精神・・・会長インタビューで思うこと」
を書こうと思ったきっかけは、
息子からの「爺ちゃんのことを教えてほしい!」という何気ない問いかけからでした。
私も父のことを思い出しながら楽しく書かせて頂きました。
いい切っ掛けになったと息子に感謝しています。
追伸:
私もしぶとく長生きして、
100年後の姿をこの目で見たいと願っております。
その時はきっと、世の中も、会社も、大きく変わっていることでしょうね。