これまでご縁のあったお客様向けに、
毎月、会報誌をお送りしています。
その、今月号の社長通信に書いていた内容を一部抜粋しています。
私の机の上にスティック系のお菓子が置いてあります。
どなたかのお土産で頂いたお菓子を、
嫁が気を利かせて机に置いてくれたのだと思いました。
包み紙も立派だったので、
一目見てこれは高級なお菓子に違いない!と思い、
取り敢えず机の中に仕舞い込みました。
翌日、小腹が空いたので袋を開けてかじったところ、
何ともいえぬ歯触り。
濡れた紙のようなものが巻いてあります。
これは珍しいお菓子だなぁと思い、
その濡れた紙をはぎ取ろうとして気づきました。
何のことはない、
顔や体を拭き取る冷感シートでございました。。。(笑)
これです!
お菓子に見えますよね?
見た目の印象でお菓子だと思い込んでしまった自分が可笑しくなり、
家に帰って嫁に話すと、
散々笑われて「ボケが始まったようで恐ろしい!」と言われる始末。
「冷感シートなら説明して机の上に置いといて!」
とささやかながら抵抗するも、
嫁の指摘があたっていて凹みました。
こういうのを「認知バイアス」というみたいですね。
インターネットを検索してみて、
「バイアス」というのは、
「傾向、偏向、先入観、データ等の偏り、
思考や判断に特定の偏りをもたらす思い込み要因、
得られる情報が偏っていることによる認識の歪み」
といった意味で用いられる言葉と分かりました。
この認知バイアスは、
育った環境や過去の経験にも左右されるとのこと。
今回の場合、
お中元の時期とも重なっていましたので、
てっきり頂き物のお裾分けと思い込んでしまいました。
その為、お恥ずかしい話ですが、
お菓子以外の想像が頭にまったく浮かびませんでした。
生まれ育った環境や、
これまでの経験が、
今後の生き方に大きな影響を及ぼすようですね。
今回の私は間抜けな笑い話で済まされますが、
仕事となるとそういう訳にはいきませんからね。
私も高齢になってますます視野が狭くなっていますので、
人の話を最後まで(笑)キチンと聞いて、
先入観、思い込みには気をつけ、
好奇心と違和感を大事にしながら生きていかなければと改めて思いました。