今回ご紹介します「お客様の声」は、
敷地面積69坪に建つ、建物面積30.6坪、2階建てのお家です。
ご家族は3人(ご夫婦+お子さん1人)
設計は若松さん、工務は有村くんが担当いたしました。
Q1 家づくりのいきさつを教えてください
A1 主人の転勤のために国内外で暮らしてきました。引っ越しは何十回もしました。2年ほど前に2人の故郷である熊本に戻ることができ先ずは賃貸に入居、そろそろ家を持ってもいいだろうと考え家づくりをスタートさせました。
Q2 家づくりはどのように進めましたか
A2 私は以前ハウスメーカーに勤めていましたので先ずはハウメーカーを数社回りました。注文住宅とはいってもハウスメーカーの家はどこも自由がきかず、メーカーによっては営業の方が設計プランを出されます。最新の設備も我が家には過剰で気持ちが動かずどうもしっくりとしませんでした。ハウスメーカーでは私自身がクレーマーのようになってしまいそうな予感があり無理だなと思いました。そして地元の工務店、設計事務所を調べ始めました。
Q3 弊社はどのように知りましたか
A3 三友工務店さんを知ったのはインターネットで情報を集めていた時です。コロナ下で外出がままならない時期で時間はたくさんありましたので熊本の工務店について調べました。三友工務店さんのページは隅々まで確認し、こちらが建てられる家は木質感が高く全体的に落ち着いた雰囲気で好感が持てました。造作家具は付けたいと考えていましたので施工事例を見て造作家具が得意な会社だろうなと思いました。タイミングよく完成見学会があり直ぐに申し込み見学に行ってみました。そして構造的な事、金銭的な話を早々にお尋ねしてこちらにお願いしてみたいと主人に報告しました。主人の同意を取り付け三友工務店さんで家を建てる事に決めました。更に付け加えると三友工務店さんは当時の賃貸と新居の建設地からとても近いという点も決定のポイントでした。打ち合わせに行くのがとても近くて楽でした。
Q4 家づくりでこだわった点を教えて下さい
A4 棚などの造作家具です。何度も引っ越しをしていますので賃貸で使い勝手のいい棚、悪い棚の経験は積みました。新居ではこれまで経験した使い勝手のいい棚を採用しました。また棚のままがよいか戸をつけた方がよいかよく考えました。見えるところは固定の棚、見えないところは可動の棚と意識しました。
また将来は1階だけで生活できるよう主寝室を1階にもってきました。2階は子供部屋と書斎のみです。書斎は主人のリモートの時には引き戸を閉め個室としますがそれ以外は階段ホールとしての扱いです。本棚の一部は家族共有、屋根裏収納も配置されており普段使わないものはしまっておけますので重宝しています。
当初、主人は煙草を吸うためのバルコニーを希望していましたが、色々とありバルコニーは断念しました。その代わりに1階のウッドデッキを広げ、和室の開口部を掃き出し窓にして出入りしてもらうことにしました。道路側の格子、和室前の植栽、夏はすだれを掛けると趣ある空間になると思います。Q5 実際の暮らし心地はいかがですか
A5 快適に暮らしています。全体的にシンプルな住まいで最新の設備機器は入れませんでしたが造作家具は統一感があり落ち着きます。
主人はリビングの勾配天井がお気に入りです。リビング~ウッドデッキ~庭と開放感があります。庭づくりはまだですが今後が楽しみです。リビングに隣接する和室は小上がりにすることで天井高2200となりました。腰掛けたり、和室で寝転んだりできます。戸を閉めると天井が低く落ち着いた空間になります。
娘は部屋に作ってもらったニッチに好きな物を飾って楽しんでいます。階段横の棚は娘専用の本棚になりました。階段に座って本を読んでいます。
私は家づくりの大部分をまかせられ様々な事を調べ、考えて選択しましたので考えた通りの形になり満足しています。中でも使い勝手が良い場所は玄関奥にある収納棚です。掃除機、子供の自転車のヘルメット、家や車のカギといったごちゃごちゃするものを置いています。一段目の高さが掃除機とアイロン台の高さに合わせてあるのですっきりと収まっています。ごちゃごちゃするものがお客様からは見えず玄関はいつもすっきりです。またキッチン奥に設けたストック棚はリビング・ダイニングからは死角となっています。キッチン背面の棚の下段は棚のみで出し入れが楽で便利です。上段は天井高まで戸有の棚になっていますので収納は十分です。勝手口の近くにごみ置き場と外部収納があり家の中にペットボトル等のごみを置かずに済んでいます。自分がどのように使いたいかよく考えましたので不満はありません。Q6 スタッフの対応はいかがでしたか
A6 良かったです。設計の打ち合わせはスムーズに進んだと思います。現場での打ち合わせもとても楽しかったです。当時住んでいた賃貸から現場が近かったので職人さんたちから嫌がれるのではと思うほど見に行きました(笑)。家が出来ていく過程をみるのは本当に楽しかったです。主人はたまにしか現場に行くことができませんでしたが工事の進み具合にびっくりしていました。地鎮祭、上棟式の準備もして頂き、棟上げの日は気持ちが引き締まる思いがしました。
Q7 家づくりを振り返っての感想をお願いします
A7 私は前職の経験もあり設備のカタログを読むのは好きですし、ショールームは面白くて色々な所に何度も行きました。こちらで家を建てる方々は、あんなに分厚いカタログを何冊も読みこむとは皆さん勉強熱心だなと感心しました。打ち合わせの過程で家族にとって必要な物、そうでないものをよく考え我が家はシンプルに暮らそうという思いに至りました。最新設備も間接照明もなくそんなに凝ったつもりはありませんが、私が棚の高さをいちいち指定している様子を見て主人はあまりうるさい客にならないようにと言っていました。しかし無印のスタッキングチェストがぴったりと収まっているのを見ると指定して良かったと思います。家づくり、外構のデザイン、樹木選びと沢山考えてとても楽しい時間を過ごすことができました。庭は未完成ですのでこれからも楽しみです。
Q8 三友工務店を誰かに紹介するとしたら何といいますか
A8 自分の建てたい家のイメージがあればその通りに、好きなように家を建ててくれる会社だと思います。その為には自分がどのように暮らしたいのか考え、優先順位をつけておかないといけないですね。お金の心配もありますから。注文住宅なのでもっと造作家具を付けたくなりましたが仕上がりを7割程度に留め、壁には下地を入れてもらいましたので将来的にはリフォームで追加できます。ここに明かりがあったらいいなという場所にはペンダントライトの引っ掛けのシーリングだけつけてもらいました。将来に楽しみをとっておくのもいいかなと思っています。
こんな感じのお家でした。
ライフスタイルが変化しても
ずっと「住みやすい」家将来を見据えて1階に主寝室を作った、長く住みよい間取りの家。延べ床面積30坪のコンパクトさの中に、3畳のタタミコーナーや2階の書斎、広いウッドデッキなど、家族の趣味を楽しむ場所をしっかり確保。最短距離で結んだ横並びの水回り、階段下の外部収納や小屋裏収納といった計画的収納で家事もスムーズにこなせます。(一級建築士:若松恵子)
リビングダイニング廻り
小上がりの畳コーナー
玄関周り
水回り
2階ホール書斎
引き戸を閉めると個室に
書斎の奥には広い小屋裏収納スペース
植栽工事はこれからです。