昨日、グランメッセにて熊本県建設業協会主催の
「働き方改革研修会」が開催されました。
私達建設業では「建設業の2024年問題」が控えています。
労働環境をより良くするための
「働き方改革関連法」が2019年より順次施行されています。
しかし、建設業界は、環境改善に時間がかかることから、
5年間の猶予が与えられ、
2024年の施行と先延ばしにされていました。
それが「建設業の2024年問題」といわれています。
その期限があと一年しかありませんので
あとがなくなってきました。
その為か、グランメッセの2階大会議室は満席。
みなさんも、
どう対応するかで悩んでいらっしゃるのだと思いました。
当社では今年の重点目標の一つに
「働き方改革」を掲げています。
ここ何年もずっと掲げ続けている課題ですが、
現実としてなかなか前に進みません。
一般論でいえば会社の生産性が一番上がるのは、
必要最小限の人数で仕事を進めること。
いわゆる「少数精鋭」です。
当社の働き方もこれに近いものがあります。
ただ「働き方改革」を進めようとすると、
この「少数精鋭」がネックになります。
昔、創業者である私の父が
「あまっとる人間がおらんと、いざという時に間に合わん」
というようなことを言っておりました。
フリーのスタッフが要れば、
不測の事態にも柔軟に対応できる
ということを言いたかったのだと思います。
「少数精鋭」に比べ、
人を維持するのに経費は掛かりますが、
1人あたりの負担を減らすのにも役立ち、
いま考えれば「働き方改革」につながるような話です。
先見の明があったなぁと今更ながら思いました。