今から2年前。
現在ショーホームとして公開しています
「水座の家」の植栽計画と施工を
大阪の「荻野寿也景観設計」
荻野寿也様に手がけて頂きました。
その時に、
荻野様から「田の神さあ」をプレゼントして頂き、
このように玄関前の目立つところに据え付けました。
熊本市内では、あまり見かけたことがなかったのですが、
2023年5月21日(日)発行の熊本日日新聞のレジャー・旅面に、
「田の神さあ」の記事が掲載されていて、
薩摩藩独特の文化であることを知りました。
インターネットで調べてみると、
「えびの市観光公式サイト」に
「田の神さぁってなぁに?」というタイトルで詳しい説明がありました。
田の神さぁってなぁに?
田の神は、冬は山の神となり、春は里におりて田の神となって田を守り、豊作をもたらすと信じられています。「田の神」信仰は、全国的な民俗行事として古来から農村に浸透していますが、「田の神」を石に刻み(田の神石像)豊作を祈願する風習は、18世紀初めに始まる薩摩藩独特の文化です。「田の神石像」ができたころは、霧島の噴火・天災などが原因で、農家にとって大変きびしい時代でした。江戸時代からの赤字経済を立て直すため、薩摩藩では少しでも収穫を増やそうと、稲作を奨励する政策を行っていました。このような政策の中、農家は霧島の噴火をやめさせ、稲作の豊作を願うために「よりどころの像」を作るようになったといわれています。えびの市の最古の「田の神石像」は1724年(享保9年)に中島地区に作られた神官型のものです。田の神のことを、地元では「田の神さあ(タノカンサア)」と呼んでいます。えびの市内には約150体の田の神が残されています。えびの市内には様々な田の神さぁがいるよ!!
詳しくは「えびの市観光公式サイト」
https://ebino-kankou.com/whats-tanokansaa
をご覧下さい。
「水座の家」を見学なさったお客さまの中にも、
「田の神さあ」をご存じ方がいらっしゃっいました。
鹿児島や宮崎にゆかりのある方かも知れませんね。
現在、「水座の家」はショーホームとして公開していますが、
いずれは私の自宅になりますので、
いつまでも末永く古閑家を見守って欲しいと願っています。
プレゼントして頂きました荻野様には感謝しています。
当時の植栽計画打ち合わせの様子です。
提案して頂いた計画案
植栽完成当時の竣工写真です。