これから着工する住宅の打ち合わせ風景です。
今回の物件を担当するのは、
設計若松さん+門口さん、現場監督有村君の3名。
木材プレカットの打ち合わせ中です。
スタディ模型
若干変更になりましたが、
ロの字型のこんな感じの建物となります。
ちなみにプレカットというのは、
木造住宅の骨組みとなる柱・梁などの木部材を
あらかじめ機械で加工しておく工法です。
そしてその加工した部材を現場に搬入して、
クレーンを使いながら大工さんが
一本一本組み上げて上棟します。
分かりやすくいうと、
あらかじめ作られた製品を組み立てる
大きなプラモデルのようなものかも知れませんね。
加工図を作成して機械に入力すると、
それに基づいて柱・梁などの仕口を
全自動で正確に加工してくれます。
その為、プレカットの打ち合わせには一番気を遣います。
実際に大工さんが組み上げている状況です。
通常、上棟するときは棟梁以外に
6~7名の大工さんが応援にきます。
大工さん同士でネットワークがあり、
上棟のように人数が必要なときは、
みんなが応援に来て力を合わせて仕事を進めます。
我が家を建て替えた時の上棟の様子です。
1日でアッという間にここまで組み上がります。
今では一般的になったプレカットですが、
現在も手刻みで仕事をされている工務店さんもいらっしゃいます。
当社がプレカットを取り入れたのは20年近く前。
それ以前は当社も手刻みで仕事をしていて、
現在は倉庫として使っていますが、
元々は加工場を兼ねた建物で、
そこで大工さんが木材に墨付けして
手加工で柱や梁の継ぎ手、仕口を加工しておりました。
今でも寺社物件や、
古民家・戸建てリノベーションなどでは手刻みも使っていますが、
職人不足も相まって
新築住宅に関しては、ほぼ全てプレカットで行っています。