今年の忘年会は
新型コロナの5類移行後初めてということもあり、
どこも賑わっているようですね。
私はお酒をほとんど飲めませんので、
忘年会シーズンをちょっと苦手としておりました。
それが今はノンアルコール飲料が普及していて、
普通に楽しく付き合うことが出来るようになりました。
ありがたいことです。
私は酩酊するほど飲めませんので、
酒の席での失敗はありませんが、
今でも忘れられないエピソードが幾つかあります。
その二つをご紹介します。
まずは、私が初めてお酒を飲んだ日のこと。
やがて50年近く前の話になりますが、
大学部活の新入生新歓コンパでのエピソードです。
それまでお酒を飲んだことは一度もありませんでした。
別にまじめな学生だったという訳ではありませんが、
面白半分で飲んでみようとも思いませんでした。
その時の事を今でも覚えています。
運動部だったので、少々過激でした。
私はお酒を「どのくらい飲めるのか?」
「飲んだらどうなるのか?」分かりませんでした。
新歓コンパは賑々しく始まり、
先輩方から暖かく歓迎されながら会は進みました。
早々にメインイベント?で新入生が前に並ばされて、
どんぶりに日本酒をなみなみとつがれ、
早のみ大会が始まりました。
いま考えると恐ろしい話ですが、
私は調子に乗って、みんなと一緒に、
そのお酒を一気に飲み干してしまいました。
もちろん時間を待たずに撃沈です。
多少飲める新入生もいたかと思いますが、
遅かれ早かれ全員が撃沈するまで
宴会が続いていたのだと思います。
私はいち早く記憶がなくなりましたので、
その後のことは分かりません。
気がつけば新聞紙が敷き詰められた部屋にいて、
同級生数人がバケツを囲んで寝ていたのを
おぼろげながら記憶しています。
コンパ終了後に、
そのまま近くの下宿に運ばれたようです。
それから1年近くは
日本酒の臭いを嗅ぐだけでも気分が悪くなり、
お酒はもう懲り懲りと思うようになりました。
その後しばらくして、
「イッキ飲み」ブームが始まりました。
この「イッキ」時代に
学生生活を送っていたらと思うとゾッとします。
結果、私のこれまでの生涯で一番お酒を飲んだのは、
この新歓コンパとなり、
最初で最後(これからもないと思いますので)の
忘れがたい経験となりました。
二つ目は、
嫁との結婚式でのことです。
披露宴を前にして、
ホテルの神前でおごそかに三三九度の杯を受けました。
おとそみたいなものだと景気よく飲み干したところ、
この小さな杯のお酒で酔いが回ってしまいました。
その後、披露宴会場まで赤ら顔で行き、
良い調子で会場内を歩き回ったことが忘れられません。
この時ばかりは緊張感が薄れ助かりました。。。(笑)
お酒が飲めたら、もっと豊かな人生を送れるのかもしれませんが、
持って生まれた体質なので仕方ありませんもんね。
最近は「ノンアル生活」がますます広がり、
ノンアルコールドリンクが充実していて有り難く思っています。