現在、熊本市内にて「インナーガレージ付きの平屋」を建築中です。
平屋にしては面積も大きく、インナーガレージもあるので、
今回はSE構法を採用しています。
先日、その棟が上がりました。
家づくりの中でも特に重要なイベントの一つが「棟上げ(むねあげ)」です。
「上棟(じょうとう)」とも呼ばれ、木造住宅の骨組みが完成し、
屋根の一番高い部分(棟木)を取り付ける工程のことを指します。
基礎工事などを経て、
いよいよ建物の形が見えてくるタイミングで、
家づくりにおいて非常に感動的な場面です。
お施主様に取りましては、「家ができる実感」を味わう特別な日となります。
棟上げの当日は、多くの大工職人が現場に集まり、
一日で柱や梁を組み上げ、屋根の骨組みまで完成させます。
今回の棟上げの大まかな流れです。
事前準備の様子
土台を基礎に配置し、柱・梁に金物を取り付けて建て方の準備を行います。
床断熱材の敷き込み
構造用合板敷き込み
事前準備は終了して、雨が降っても濡れないようにブルーシートで養生
棟上げ当日の作業状況
梁の上に母屋を取付け、垂木をかけて、屋根の骨組みができました。
この時点で建物のおおよその大きさがわかります。
また、 柱、梁には仮筋交いを取付け、
作業中の建物のゆがみがなくなったことを確認して、 1日目が終了です。
2日目は、
前日に組みあがった柱、梁に鋼製火打ちを取付け、
建物の四隅を固め、剛性を高めます。
また、屋根は垂木の上に構造用合板を張り、
遮熱型の透湿防水シートを全面に施工します。
その上に断熱材を敷いて、 屋根の通気を取るための通気胴縁を取付けます。
そして構造用合板を張り、アスファルトルーフィングを施工して
屋根仕舞いまでが完了しました。
4日目は、設計・工務スタッフが集まってSE構法の現場研修を行いました。
以前のブログにも書いていますが、
SE構法の事前打ち合わせを兼ねた勉強会を行っています。
当日は設計・工務スタッフに加え、
基礎工事、大工工事、電気工事、給排水工事、ガス工事などの
構造躯体に絡む協力会社のメンバーにもご参加いただきました。
SE構法は、強固な構造躯体と厳密な構造計算により、地震に強く、自由度の高い空間設計を可能にする木造建築技術です。
主な特徴は下記の通りです。
1. 高い耐震性能:耐震等級3(最高等級)を標準とし、構造計算に基づく安全性を提供します。
2. 大空間設計:ラーメン構造により、大開口や吹き抜けなどの開放的な空間を実現できます。
3. 断熱性能:建物全体の断熱性能が高く、快適な住環境を作り出せます。
4. フレキシブルな間取り:スケルトン・インフィル方式を採用し、ライフスタイルの変化に応じた間取り変更が容易です。
5. 長期優良住宅:認定基準を満たし、長期にわたる資産価値の維持が期待できます。
6. 品質保証:専門の施工技術者による施工と、最長20年間の品質保証制度があります。
7. 資産価値の維持:高い耐震性とリフォームの容易さにより、長期的な資産価値を保持できます。
詳しくは、SE構法公式サイトをご覧下さい。
SE構法公式サイト