以前にも書いたことがありますが、
お客様から「この木は何ですか?」と、よくお尋ねのある樹木です。
葉が出る前に花が咲くために、
花だけが枝先にふんわりと浮かぶように見えて、とても上品な感じ。
■ ハヤトミツバツツジの特徴
花の色合い
鮮やかな赤紫色やピンクがかった紫色の花が咲きます。やや透け感のある花びらで、陽光に照らされるときらきらと輝くような印象を与えます。開花時期
例年3月下旬から4月上旬にかけて開花し、春の訪れを告げる花のひとつです。桜と同時期、もしくは少し早く咲くこともあり、山の斜面に彩りを添えます。葉の特徴
名前の通り「三葉(みつば)」で、3枚の葉がまとまってつくのが特徴です。葉が出る前に花が咲くため、開花期は花だけが枝先にふんわりと浮かぶように見えます。樹形・大きさ
自然な樹形で、低木(1~3m程度)として育ちます。整えられた庭木というより、山野の中で自生する姿が美しい植物です。自生地の限定性
鹿児島県の一部にしか自生しておらず、地元では貴重な存在として保護されています。■ 醸し出す雰囲気
静かな山里の春の風情
桜のような派手さではなく、しっとりとした趣きがあり、春の山里にふわっと咲く様子は、どこか幻想的。人の心にやさしく寄り添うような雰囲気を持っています。郷愁を誘う優しさ
土地に根付いた植物だからこそ、地元の人々には懐かしさや安らぎを感じさせ、見る人にほのかな郷愁を呼び起こします。凛とした上品さ
シンプルで飾らない美しさの中に、凛とした佇まいがあり、可憐ながらも芯の強さを感じさせます。
秋の紅葉の時期も、また見事です。
こんな感じになります。