先週のコラムに書きました「ハヤトミツバツツジ」と同じように、
「この木は何ですか?」と、よくお尋ねのある樹木です。
とてもキレイなピンクで、上品さを感じます。
「ベニバナトキワマンサク(紅花常磐満作)」は、庭木や生垣として人気のある常緑低木で、見た目の美しさと育てやすさから、多くの住宅や公共スペースでも利用されています。以下にその特徴と醸し出す雰囲気をまとめました。
■ 特徴
1. 鮮やかな紅色の花
春(4~5月頃)になると、細くひらひらとしたリボン状の花を枝いっぱいに咲かせます。花の色は紅紫色(赤紫~濃いピンク)で、非常に目を引きます。2. 常緑で美しい葉色
葉は赤みがかった銅葉(赤褐色)で、花が咲いていない時期でもカラーリーフとして楽しめます。新芽も美しく、四季を通じて見どころがあります。3. コンパクトな樹形と剪定のしやすさ
自然とまとまりやすい樹形をしており、剪定にも強いため、生垣やトピアリーとしても人気です。高さは1.5~3m程度。4. 耐寒性・耐暑性に優れる
日本の気候に適応しやすく、特に西日本など温暖な地域では育てやすい植物です。病害虫にも比較的強いです。■ 醸し出す雰囲気
1. モダンで洗練された印象
花も葉も独特の色合いを持つため、植えるだけで庭や外構にアクセントが生まれ、スタイリッシュな雰囲気を演出できます。2. 華やかさと落ち着きの両立
紅花の華やかさと、銅葉の落ち着いた色合いが絶妙に調和し、派手すぎず品のある空間をつくります。3. 季節感と変化のある景観
春には花、夏以降は葉の色味で彩りが続くため、年間を通して「移ろい」を感じられる植栽です。4. 自然と都会の調和
自然らしさを残しながら、現代的な住宅や店舗の雰囲気にもよく馴染み、ナチュラルモダンな外観を演出します。
こんな素敵な植栽計画をして頂いた
荻野寿也景観設計荻野寿也様に感謝しています。
荻野様は全国で活躍されている造園家の方で、
たまたまご縁を頂きお願いすることができました。
提案して頂いた計画案
阪本さんによる手書きスケッチ