ベースは「中村好文さんの家のように」。私も中村好文さんの本を読んで情報収集をしました。特にこだわったのは素材で、床や壁、造作家具など、どれも本物の木を使うこと。そして平屋。部屋数は多くなくていいので、広さよりも使いやすさ、住み心地の良さを優先させました。
もともと三友工務店さんは価格が高いイメージがあり、その点が少しネックではありました。しかし、これまで見てきた住宅メーカーは自由設計と言いながら、ある程度間取りがパターン化されていて要望があればオプションとして追加していくシステム。一方、三友工務店さんは本当に自由設計で、様々なニーズに合わせて一から図面を提案してくださるので、私たちの要望を取り入れた家を建ててくださると思い、思い切ってお願いすることに決めました。
今まで住んでいた家の土地が割と広かったため、そこに私の家と娘夫婦の家を別々に建てればいいと思っていましたが、三友工務店さんで相談したところ、それでは費用が高くなるため二世帯住宅にしたらどうかとの提案がありました。二世帯住宅といっても色々あり、同じ屋根の下でも玄関も水回りも完全に分かれた住まいが出来るということで、それぞれに独立した生活をしたかった私たちにはぴったりでした。
きっちりした二世帯住宅ではなく、玄関、キッチン、リビングは共有で。親世帯・子世帯で生活サイクルの違いを考慮して、互いに気兼ねのないように浴室とトイレは別々に。それぞれの部屋はありますが、そこを充実させるよりも家族が集まるリビングを明るく、広く、一番居心地の良い場所にしたいと思いました。
家のサイズ感がちょうど良いので掃除も楽々。時間的にも気持ち的にも余裕が生まれました。また、外断熱のお陰で家の中がとても暖かくて快適です。
建坪が限られている中、間取りを決める時も「本当にこれでいいいの?」「この生活スペースで大丈夫?」と心配でしたが、建ってみると思ったよりも広くて安心しました。ベガハウスさんやi-worksの家を見ていたので、まさに“小さく建てて広く住まう”が実践できたと思っています。
やっぱりガレージは作って正解でした。屋根付きなので雨の日も濡れないし、大量の買い物もゆっくり運べます。外に物置も作ったので荷物の出し入れにも便利で、日曜大工といった趣味の作業もできます。
熊本地震の被害を受けた事がきっかけで自宅の建て替えを検討していた時に、娘の知り合いに三友工務店さんで家を建てた方がいて勧められたことがきっかけです。
先代の会長さんが建てた家は毎年の台風でも被害を受けることなく、これまで不具合が生じたこともない丈夫さで、さらに熊本地震でも被害がなかったため、次に建てるのもしっかりと強い家をつくる三友工務店さんにお願いしたいと思いました。