注文住宅(熊本市中央区O様邸)
構造 | 木造2階建て |
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延床面積 | 27.57坪 |
敷地面積 | 50.49坪 |
家族構成 | ご夫婦+お子さん1人 |
設計のポイント
ダイニングスペースをソファタイプにした一体型リビング+ダイニングに、造作家具と吹き抜けで、シンプルかつ開放感のある空間に。随所に木を使うことでデザインに統一感を持たせ、お施主様が希望した「広々として気持ちよく」「モノを置かずにすっきり暮らせる」住まいを実現しました。住宅街にあることから、窓の位置や大きさ、段差をつけたデッキで室内と庭をつなぐなど、目線の抜け感にも配慮しています。
(設計:一級建築士 内田智子)
・開放感のある吹き抜けと、空間にぴったりの造作家具
・ダイニングスペースをソファタイプにした一体型リビング+ダイニング
・趣味の自転車やゴルフバッグが置ける広々玄関ホール
・住宅街でもプライバシーを守る窓位置&デッキの工夫
・客間にもなる間仕切り自在の小上がり和室
お客様の声
Q1 家を建てようと思ったきっかけを教えてください
「持ち家があったらいいな」「後々子ども達が戻れる場所が欲しいな」という思いはずっと持っていましたが、一番の後押しとなったのは会社の住宅補助があと2年で切れるということ。主人も私も他県の生まれで、仕事の関係でこれまで埼玉や大阪など各地を転勤してきました。そんななか、熊本は土壌がきれいで住みやすいと聞き、異動届を出したところ運よく熊本に来ることができました。そして実際に暮らしやすく、また下の子がここで高校まで進みたいと言ったことから、年齢的にもタイミング的にも「今」だと思い、熊本で家を建てることに決めました。
Q2 三友工務店はどうやって知りましたか
A2 実は11年前に熊本への転勤が決まった際、借りる家を下見して回るなかで偶然にも三友工務店さんの社旗を目にしていたんです。どこの建築現場だったかは覚えていませんが、それがその後も記憶に残っていて、さらに引っ越して来てから通りすがりに三友工務店さんの会社を見て、「いざとなったらここだ!」となんとなく心に留めていました。
また、折に触れて三友工務店さんのホームページや口コミも閲覧。口コミでは坪単価が高すぎると言う人がいるものの、注文住宅でお客さんの希望を全部叶えたうえで高いクオリティを保つのならこれくらいすると言う意見があり、それに反論する声が皆無だったことから「この会社は本物!」と思っていました。
Q3 三友工務店の印象はいかがでしたか
A3 最初の家づくり相談会は、私ひとりで参加しました。まだ土地も決まっていない状況でしたが、タイミングが悪ければ家が建つまで3~4年かかることもあると思い、先に相談だけでもと思ったからです。
以前、大阪の住宅展示場に行ったことがあり、その時の営業さんの押しが強すぎて辟易したことがあります。こちらが考える暇もなくあれやこれやと売り込んできて、仕舞には勝手に土地まで見つけて来て契約しろと、とても落ち着いて家を建てられる気がしません。東京にある主人の実家に戻ることになったと嘘をついて終わらせることができましたが、ふとその時の記憶がよみがえり、「またあの戦いが始まるのか?」とかなり緊張して臨みました。
当日対応してくれたのは社長さん。驚きつつも、怖かったらどうしようとさらに緊張しました。でも、見た目からまったくギラギラ感がなくて一安心。丁寧に話を聞いてくれ、金額のことも一定のクオリティを保つにはこれくらいかかるとはっきり言ってくれたので、とても納得できました。主人に話したところ、最初はその坪単価は高いと言っていましたが、2回目の相談会で主人も納得したようです。
ちなみに、私たちが一番に希望したのは、外断熱で冬暖かく夏涼しい家。そこで外断熱が出来る会社として3社を絞り、それぞれに検討してみたのですが、1社目は担当者さんがギラギラしていてとても無理。2社目はデザインが野暮ったくてダメ。そんな中、三友工務店さんは外断熱も出来るし、色んな意味で私たちにドンピシャでした。
これは余談になりますが、主人は4~5年前に仕事の電話で社長さんと話しをしたことがあったそうです。営業電話なので心無い対応をされることも多々あります。でも三友工務店の社長さんは唯一相手の人格を否定せず、きちんと丁寧に断ってくれたのが有難く、ずっと印象に残っていたとか。そして、そんな誠実な人がトップを務める会社なら大丈夫だと思い、家づくりをお願いすることに決めました。
Q4 家へのこだわり、希望した点などを教えてください
A4 やはり譲れなかったのは冬暖かく夏涼しい家。伸びやかでスッキリとして気持ちよく、家族の健康を守れる快適な家。将来夫婦ふたり暮らしになった時のことを考えて、立地は市街地に近い便利な場所を。でも、家に入ると町中の喧騒を忘れられてリラックスできる家。木は使っているけれど、ログハウスのように木ばかりでは圧迫感があるので、木と白壁とのバランスが良いシンプルなデザインの家。主人の希望は、狭いところが苦手なので開放的な吹き抜けがあること、趣味の自転車が2台置けることでした。
Q5 それに対する三友工務店の対応はいかがでしたか
A5 設計の内田さんによる最初の提案がまさに理想通り。吹き抜けのリビングに造作の大きなソファと大きなテーブルがあり、図面の段階から住みやすそうな家がイメージできました。実際に暮らしてみても、これで良かったと思うことばかりです。始めの頃は押し入れをひとつ作っておけばとも思いましたが、階段下の収納が大容量で、下駄箱もゴルフバックが2つ余裕で入ります。主人の自転車も壁掛けにして正解でした。息子も部屋の広さが良い感じでほっこり落ち着くと喜んでいます。可動式の扉は若干音漏れするのが気になったものの、1階から呼べば聞こえるので良かったです。あまり感情を表に出さないタイプの主人も満足しているようで、夜は間接照明が壁につくる綺麗な明かりの影を眺めつつ、ゆっくり晩酌を楽しんでいます。
内田さんも現場の草津さんも、コンセントの位置など最後の最後まで提案してくれて感謝しています。中でも印象深いのは、室内で洗濯物をかける棒の位置。使い勝手がよく、1階からは見えない絶妙な場所にあります。それも、私がざっくりと「ここ」と伝えたものを、さらに吹き抜けからの目線を考えて調整してくれたおかげ。たぶんメーカーさんではそこまで考えず、私の言ったままの場所に取り付けたでしょう。家のそこかしこに、おふたりのプロとしての意識の高さを感じています。
Q6 家づくりを振り返っての感想をどうぞ
A6 社長さんにも土地探しの段階から色々アドバイスをしてもらいました。不動産会社を紹介してもらい、自分の足で土地を見て回るのも良いとの教え通りにあちこち歩き回ったおかげで、随分と土地勘が出来ました。最初に良さそうな土地が出たとき、すぐに社長さんが見に行ってくれたのですが、ここは止めた方がいいとはっきり言ってくれ、その誠実さとフットワークの軽さに安心しました。おそらく他社ではまだ契約もしていないのに、わざわざ土地を見に行ってくれないし、すぐに建てて欲しくて止めた方がいいとは正直に言わないのではないかと思います。
それでもやはり直ぐには土地が見つからないので焦ってしまい、もう新築にこだわらず中古住宅を購入するか、マンションリフォームでも良いのかもと思ったりもしましたが、運よく半年余りで今の場所に巡り合うことが出来て万事オーライ。これが1年になっていたら、もしかして新築は諦めていたかも知れません。
設計、工務、スタッフの皆さんの対応も良かったです。いつも私たちに寄り添ってくれ、嫌な気持ちになったことは一度もありません。打合せは決めることが多すぎて、ちょっとぼんやりすることもありましたが、そんな時は内田さんがいるから大丈夫と絶対的に信頼していました。それも後半になると阪本さんも加わって、女子会みたいで本当に楽しかったです。家を建てた知人から、打ち合わせは毎回電卓を叩きながら大汗かいて、まるで腹の探り合いのような感じだったと聞いていました。また、家を建てるまでの過程がストレスすぎて、完成した途端に体調を崩す人が多いとも。でも三友工務店さんは大違い。私たちはなかなかに良い会社と巡り合えたと思います。
一方、大変だったのは荷物の整理。夫婦ふたり暮らしの将来を考えてコンパクトな家にしたため、これを機に荷物を減らそうと断捨離を決行しました。色んな意味で結果はオーライだったのですが、それが結構な量と時間でストレスとなり、今まで使ってきたモノが収集車で無情にも破壊されていくのを見た時は胸が痛みました。
Q7 これから家を建てる人へのアドバイスをお願いします
A7 希望はどんなことでも全部出してしまうことです。そこから削らなくてはならない項目が出てきても、言いたいことを言って断念するのと、遠慮して言わないままに断念するのとでは気持ちのうえで全く違うと思います。私たちが家を建てようと思った時期は、建築の資材費と人件費が日々上昇していた頃で、ちょっと金額的に怖いところがありました。でも妥協せずに希望を伝えたところ、内田さんが予算を抑えつつ何とか希望が叶うように工面してくれ、おかげで理想の家を建てることが出来ました。三友工務店さんは全てにおいて誠実で、この会社を選べば間違いないとアドバイスしたいです。