注文住宅(八代市O様邸)
構造 | 木造二階建て |
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延床面積 | 94.1㎡(約27.6坪) |
敷地面積 | 139.5㎡(約42.2坪) |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
設計のポイント
御実家の敷地の庭と駐車場部分に、相応の駐車台数を確保しつつ一戸建てを新築できるか、ということから計画が始まりました。限られた敷地の中で、御家族にとっての快適で豊かな暮らしをいかにして実現するかが課題でしたが、打合せの中で、御夫妻の趣味嗜好を言葉だけでなく写真やイラストで明確に表現して頂くことで相互理解が深まり、軒先の土間スペース、玄関からそのまま広がるリビングダイニング、家全体に一体感をもたらす吹抜けなど、特徴のある空間が随所に散りばめられた家ができました。
お客様の声
最初はリフォームを考えていたそうですね。
はい。最初は実家をリフォームして2世帯住宅にしようと考えていたんですが、思っていたよりも金額が高く、骨組みの関係で間取りもあまり自由にならず、かえって手狭になってしまいそうな感じでした。そこで、自分たちが将来どういう生活をしたいのかを改めて考えてみたところ、今の若いうちに自由な空間を確保して子ども達の成長を見守っていきたいということになり、実家の敷地内に家を建てることにしました。
三友工務店を知ったきっかけを教えてください。
リフォームを考えていた時にネットで検索して知りました。リフォームコンテスト等で大きな賞を取っていたので腕は確かだろうと思い、問合せ後に完成見学会に行きました。これまで他社の家も何軒か見て回っていたんですが、理想と現実のギャップと言うか、モデルハウスは実際に住む家ではなく、見せるための家なので、それからカッコよさとかを追求していくと止めどもありません。その点、三友工務店さんの家は実際に人が暮らすための家であり、等身大の住みやすさが実感できました。また、温かみのある自然素材をふんだんに使っていたのも好印象でした。正直、デザインや広さなど家に対する憧れは色々ありますが、現実的に考えると家族が安心して生活できることが何よりだと思います。
その中でも三友工務店を選んだ決め手は何でしょうか。
最初は私たちも初めての家づくりなので構えてしまい、何を話して良いのかも分からなかったんですが、三友工務店さんはそんな私たちにも親身になって相談に乗ってくれたので、ぼんやりしていた家の姿がはっきりと形になって見えてきたのが良かったです。それまでは、とりあえず相談だけでも、という感じで家を建てる現実味が薄かったんですが、三友工務店さんと話しをしたことで家が現実的なものとなり、この会社なら良い方向に進めてもらえると感じたことが大きかったです。また、知り合いに三友工務店さんの先代の社長さんを知る方がいて、「あの会社は真面目できちんとした仕事をするところなので、任せておけば安心だ」というように聞いていたのも理由の一つです。
ちなみに、三友工務店さん以外にも何社か相談に行ったんですが、どこも接客時での会社アピールが強すぎて、相談内容も事務的な印象だったので、家づくりにいまいち本腰になれなかったというのもあります。
家づくりでこだわったところを教えてください。
部屋を細かく区切らず、家全体を一つの空間として使えるようにしました。子ども達もまだ小さいので、家族がどこにいても気配を感じられる、見守り目線の間取りです。また、木の温もり感が好きなので、床や天井はもちろん、梁や柱など材を見せられるところは出来るだけ見せて、温かみのある雰囲気に仕上げています。今はまだピカピカですが、これが5年、10年経つと風合いも馴染んで落ち着いてくる、そんな経年変化も楽しみにしています。建坪から見ても決して広い家ではありませんが、吹き抜けや仕切りのない空間づかいで、コンパクトながらも広がりの感じられる家になったと思います。
この間のスタッフの対応はどうでしたか。
家の雰囲気や好みはこれまで写真や絵で見て、自分なりにイメージを持っていました。それを下田さんは良く理解してくれていて、決め事で迷った時には「O様ならこうした方が好きでしょう」というように、うまくイメージに合う方向に導いてくれ、とても頼りになりました。また、夫婦間の意見の調和と言いますか、例えば床材の色だと私はもっとダークな色みが好みでしたが、妻は明るいものを希望していて、そんな時は下田さんが間に入って夫婦のイメージの差を上手に埋めてくれたので、お互いが納得できるものを選ぶことが出来ました。やり取りはメールが中心でしたが、事前に工程の一つひとつの締め切りを教えてくれたのも良かったです。私たちが迷いすぎて返事が遅くなってしまった時も、アドバイスを添えて丁寧に対応してくれました。
現場の対応はどうでしたか。
現場の皆さんにも良くしてもらいました。棟上げの時には棟梁さんとじっくり話しをする機会もありましたし、現場に行けばいつでも「気になることは遠慮なく言って下さい」と気さくに話しかけてくれ、コミュニケーションが取りやすかったです。ですから、もう現場は現場のプロに任せておくのが一番だと信頼していました。
大変だったこと、困ったことはありませんでしたか。
特にないんですが、最初は家づくりというものをもっと簡単に考えていたので、電気の種類からスイッチの場所、床の材質から色など、こんなに決めることがあると知って驚きました。分からないことだらけでしたが、それも前もって図面などで丁寧に教えてもらっていたので、じっくり考えることが出来ました。大変と言えば大変でしたが、そのプロセスを一つひとつクリアしていくのが楽しみで、どれもに愛着を感じています。今はそれが終わってしまったのがちょっと寂しいというか。ちなみに、子ども部屋の壁紙は娘たちが自分で決めたんですよ。
いよいよ完成、新生活が始まりますね。
今まではアパート暮らしだったので、これからは遠慮なく人を招くことが出来るのが嬉しいですね。子どもたちも友達を呼んだり、とても賑やかな家になると思います。夫婦はもちろん、娘たちも一緒に家族で料理が出来るよう、広めのキッチンを置いたので色んなメニューにも挑戦したいですね。