注文住宅(合志市M様邸)
構造 | 木造二階建て |
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延床面積 | 131.0㎡(約39.6坪) |
敷地面積 | 221.5㎡(約67.0坪) |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
設計のポイント
交通量の多いメインの通りから少し入った住宅地にある67坪の敷地に建つ、4人家族のための延べ床面積39坪の木造2階建住宅です。要望の駐車場5台を確保したうえで、敷地南側に近接する2階建て住宅の日影が居住空間へ及ぼす影響への不安と、生活する中での機能性、構造面での安全性を解決することがポイントでした。まず1階は、周囲の建物状況などを確認したうえで、敷地の中で一番快適なエリアにダイニングとリビングを配置。お子さまがまだ小さいことと、老後は1階で生活を快適に完結できるようにしたいとのことから、ご家族4人分の衣類収納スペースを組み込んだ生活動線を考慮しつつ各部屋を配置。さらに、2階はプライベート性の高い寝室と可変性のある子ども室を実現できるよう、また、全体として構造性能を高めることを意識した空間構成としました。結果として、施主の趣向を明確に反映した、スッキリとしていながらもあたたかみのあるテイストでまとまった、明るく爽やかな気持ちのよい住まいができました。
お客様の声
三友工務店を知ったきっかけを教えてください。
「熊本」「木の家」で検索したところ、ヒットしたのが三友工務店さんでした。ホームページを見たところ、偶然にも近所で完成見学会があることを知り、すぐに申し込んで、母と一緒に見学に行きました。それまでは名前も知らない会社でしたが、見てみると造りの一つひとつにこだわりが感じられ、住んでいる人の思い入れが伝わってくるような良い家。ここなら私たちの理想にかなった家が建てられるのではと思いました。
他に検討された会社はありますか?
住宅展示場には足を運びましたが、最初から詳しい個人情報を聞かれて不快な思いをしたこともありました。アンケートに答えないと家を見せてくれなかったり、電話をしてきたり、家に来たり。それで嫌になってしまい、他とは比べていません。
営業のいない三友工務店は不安ではなかったですか?
営業の方はいなくても、こちらが聞けば設計や工務の方がきちんと答えてくれるので、かえってせかされずに良かったと思います。最初に三友工務店さんに相談したのが2012年。その後、天草に転勤になったため、本格的な工事に入ったのは2014年と長い時間がかかってしまいましたが、他に目移りすることはありませんでした。逆に2年のゆとりがあったので、帰ってからすぐに建てられるようにと家についての勉強もすることができ、じっくり準備ができたと思います。
家づくりでこだわったところを教えてください。
間取りと、日当たりの良さです。あと、洗濯物を室内で干せるスペースと、1階に何でも入れられる収納やウォークインクローゼットを希望。それらを家のボリュームを増やすことなく造って欲しいと設計の下田さんには伝えました。また、動線にもこだわって、キッチンの後ろから洗面や浴室に行けるようにしています。階段の後ろが収納になっていて、そこに家族の着替えを置いているので、洗濯をして、干して、たたんで、しまうという一連の作業もスムーズにこなせます。トイレだけはちょっと離して玄関の近くに配置したんですが、今は子ども達も小さく、玄関横の和室に全員で寝ているため、逆に良かったかも知れません。
実際の住み心地はいかがですか?
とても快適です。迷って決めた分、できること、できないこと、全て納得して建てているので後悔もありません。ただ一つ言うならば、ダイニングの窓はもう少し小さくても良かったかなと思います。隣の家の窓とちょうど向かい合わせにあるので、光は入ってくるけれども、お互いに窓は開けられない状態です。あと、出来てみると意外と大きくて、もう少しコンパクトな家でも良かったかなと思います。母が言うには、ガレージのアクセントに使っている石の色がコンクリートと同じで全く映えないと。言われてみるとそうですが、小さいサンプルで決めているので、こればかりは完成後にしかわかりませんね。
全体を通して三友工務店の対応はいかがでしたか?
最初に見学会に行ったとき、個人的なことは何も聞かれずに、設計の方が初対面の私たちに外張り断熱や素材についてすごく丁寧に説明してくださいました。ハウスメーカーとは違うそのスタイルがとても新鮮で好感がもてました。設計の下田さんの提案や発想は想像以上のものでした。自分たちでは絶対に思いつかないことを、要望を活かしながら提案してくれ、デッドスペースの活用方法も目からうろこ。打ち合わせの時は天草にいて、見学会などのイベントに合わせて帰ってきていたため、直接話せる時間が限られていたんですが、下田さんは「後で送ります」ということがなく、決まったことはその場で図面を引くなど形にしてくれたので、毎回スッキリして課題を持ち帰ることができました。
途中、不安に感じたことはありませんでしたか?
自分たちで色々と決めなくてはいけないのでカタログは多かったけど、あればあるだけ見るのが楽しみでした。ちょうど先に実家が三友工務店さんで建て替えていたため、それを予行練習のように見ていたのも参考になりました。母から実際に住んでみてのアドバイスももらえました。サンプルで壁紙などを決めるのは、その小さい色が壁一面になった時にどうなるかというイメージがつかず、完成時の不安はありましたが、細やかなアドバイスがあったので失敗はなかったです。あと、現場への差し入れのタイミングが分からず、すみませんでした。三友工務店さんに不満というよりも、こちらの注文が多くてかえって申し訳なかったと思っています。洗濯にお湯を使いたいというのを言い忘れていて、上棟式の後に慌てて給湯を開通してもらったりもしましたしね。
『想い出に残る家づくり』ができましたか?
時間はかかったかもしれませんが、納得のいく私たちの家づくりが出来たと思います。窓の大きさを体感するために、アパートで新聞紙を張り付けてみて、どっちがいいか主人と話し合ったりしたことも今となっては懐かしいですね。 三友さんに出会って、最初から最後まで信頼してお願いすることが出来ました。ありがとうございました。