注文住宅(熊本市I様邸)
構造 | 木造二階建て |
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延床面積 | 167.4㎡(約50.7坪) |
敷地面積 | 397.8㎡(約120.3坪) |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
設計のポイント
洋風好みの奥様と、和風好みのご主人様。お二人の希望をうまく取り入れて、和の風情と洋の華やかさが共存するミックステイストのお家です。シンプルな和風の外観と、洋風のゆったりとした内観のギャップ。スキップフロアで広がりのある開放的なリビングに、にじり口のある本格的な茶室も見事に調和しています。また、2階に浴室とサンルームを設けたスムーズな洗濯動線、引き出し式の階段ステップに小屋裏収納、大容量のシューズクロークなど、収納もたっぷり。家族が集まるリビングを家の中心とした、お洒落で暮らしやすいお住まいです。
お客様の声
三友工務店を選んだいきさつを教えてください
実家のリフォームをお願いしたのが三友工務店さんで、特に意識はしていませんでしたが、きっと名前は頭の片隅にあったんだと思います。家づくりを進めていた中、江津湖に行った帰りに偶然三友工務店さんの会社が目に止まり、そのまま飛び込みで話を聞くことになりました。対応してくださった社長さんは感じがよく、本当に真面目な人だという印象。「うちは安くありません、高いです」と正直に言ってくれるところが、逆に信頼できると思いました。また、大手の住宅メーカーと違い、営業もおらず、展示場も持たず、CMにお金をかけていない分だけ自分たちに還元してもらえるのではという思いもありました。でも一番の理由は、自分たちの好きな家を建てたかったので、それは本当の自由設計ができる柔軟な会社でないと無理だと思ったからです。
家づくりでこだわった点を教えてください
もうこだわりだらけです。子どもがいるので体に良い素材で家を建てたかったし、収納はたくさん欲しかったのでパントリーは絶対に欠かせなかったし、デザインは洋風のクラシカルな感じが好きなのですが、主人は茶室が欲しいと言うし、動線や間取りには相当頭を悩ませました。実は家づくりをするに当たり、それなりに勉強をして、平面図の提案は自分からしたんです。パントリーや茶室など、絶対にはずせないものから決めていったんですが、こだわりすぎると動線が悪くなるし、茶室を収めるために途中で坪数を35から50くらいまで広げて、二階に風呂場と洗濯干しのスペースを置いたり、考えに考え抜いた家です。ただ、それだけこだわったので満足のいく家が出来ました。
・床材…リビングの床は樅ノ木の無垢床です。三友工務店さんでは初めて使った材だそうですが、サンプルを取り寄せ、自分の足で踏み比べてみた結果、樅ノ木の浮造りが一番足ざわりが良く、気持ちよかったので選びました。
・壁材…壁は最初全て珪藻土で考えていましたが、珪藻土はヒビが入りやすいのでメンテナンスを考えると全面ではなくクロスと併用する方が良いということになり、区切りにモールを配することにしました。これが好みのクラシカルな感じで、大工さんは苦労したようですが、とても綺麗に仕上がっています。
・キッチン…キッチンはシステムキッチンを勧められましたが、自分が一番使いやすい高さと仕様でステンレスとレンガを使った造作にしました。途中で地震があったので、それを反映して造作棚は全て耐震ロック付です。
・スキップフロア…子どもの遊び部屋としてスキップフロアを設けています。床は音がうるさくないコルク床で、取り外し式の滑り台も造ってもらいました。これは子ども達も大喜びです。
・茶室…担当の方は茶室の設計は初めてだったそうですが、色々と勉強していただき、良いものが出来ました。
この間のスタッフの対応はいかがでしたか
担当してくださった設計の内田さんは、若いし、女性なので、正直最初は不安だったのですが、打ち合せを重ねていくと女性ならではの目線と、若さゆえの柔軟さがあり、話しやすくてとても良かったです。とにかく図面が出来るまでが大変で、平面図では立体感がなくてイメージが捉えにくく、図面では広く見えるが実際の広さはどれくらいなのか、今ある家具を入れたらどう見えるのか、考えだしたら際限なくて本当に何度も図面を書き直してもらいました。私も思い立ったらすぐのタイプなので、メモ代りのように気になったことは夜中でもメールを入れたりしていたのですが、それにも内田さんはきちんと返事をくれて、本当に大変だったと思います。それでも、こだわる部分は高くてもいいけれど、安くできる部分は標準でいいという私たちのスタンスをよく理解してくれ、コスト面もきちんと考慮した提案をしてくださったのが良かったです。
これまでの家づくりを振り返っての感想をお願いします
大変でしたが、一生に一度のことなので存分に楽しみました。先に家を建てた知人から、クロスを決める頃が一番きつくて投げやりになりがちな所だけど、そこで手を抜いたらダメだと言われていたため、クロスを決めるのは特に気合いを入れて頑張りました。逆にこだわりすぎたので、もったいなくて物が置けないと思っているくらいです。現場にも一日に何度も顔を出し、毎日家の表情が増えていくのを見るのが本当にうれしくて楽しかったです。主人が和風、私が洋風のデザインが好きで、それをうまく取りまとめていただいたのにも感謝しています。ありがとうございました。