築32年の木造二階建てに娘夫婦と暮らしていました。古い家だったので収納が少ないうえ、暑さと寒さが厳しかったです。しかも昔に他社で増築した部分は暗くて一日中電気が必要でした。
建替えかリフォームかと具体的に考えはじめたきっかけは、先の熊本地震で家屋が半壊になったため。当時、半壊は公費で無料解体することができたので、私としては建て替えの方が安いし、間取りも自由になると思っていました。そこで家族と話し合ったところ、母は屋根瓦が重いのが心配なので建替えでも良い。父はどちらでも良い。でも、まだ10歳だった娘がどうしてもリフォームにして欲しいと言い、主人も解体にうんと言わなかったため、リフォームをすることにしました。
木を使った温かみのある雰囲気と、暮らしやすい間取りです。以前の間取りはキッチンとリビング、和室の寝室が近く、主人が仕事で遅く帰った時など、物音や明かりで寝ていた子ども達が起きてしまうことがありました。また、キッチンは対面式でしたが動線が悪く、配膳などに不便を感じていました。脱衣室と手洗いが一緒になった狭い浴室、冬に結露する窓も改善したかった点です。
コレクションが上手に飾れるように展示ギャラリーのような品格のある玄関ホールを希望しました。
物件は築38年の軽量鉄骨造の2階建て。生活の場となる1階は、冬は暖かく夏は涼しく快適に過ごせるためにも断熱を重視しました。収納もたくさん欲しかったです。
最初は地震の応急処置だけのつもりでリフォームは考えていませんでしたが、一番古い部分は築300年ほど経っている家です。それを部分的に改築を繰り替えしてきたので、床の高さが違ったりと何ともちぐはぐな家でした。加えて夏は暑くて冬は寒いし、特に台所は不便だったため、これを機にリフォームをすることにしました。
もとの家は昭和48年に祖父が建てた3世代住宅でした。来客の多い家だったので客間が多く、家族のためというよりお客様のために建てた家。でも、今となっては日常生活に使えない部屋が一番日当たりの良い場所を占めていて、とにかく使い勝手が悪かったんです。
最初は2階建ての家を活かしながら、さらに新築の家を増設するというプランが飲み込めず、本当にリノベーションなんて出来るのかと不安もありました。
以前は親世帯と同居だったので主に二階で生活していましたが、夫婦二人暮らしになったため、一階だけで生活が出来るようにリフォームをお願いしました。